海岸町→(道道87)相泊温泉→(道道87)海岸町
(以上#4-1)
→(道道87)羅臼→(国道335)薫別
(以上#4-2)
→(道道1145)北標津→(国道244)西北標津
(以下#4-4)
→(道道975)武佐→(町道北19)開陽
107km
12:35、崎無異から登った台地の薫別手前で、昨日チェックしておいた道道1145の分岐へ向かうことにした。どうせ今日は余裕たっぷりなのだ。
少し内陸側を国道335に平行しつつ、道東の農地らしいおだやかな表情の古多糠に向かうこの道道1145。今までもう少し南の舗装区間しか通ったことが無く、薫別川北側のこの区間が残っていた。ツーリングマップルではダートと書いてあって、短い区間でもあるし、あまり入り込む気がしなかったのだ。
▼動画32秒 道道1145 薫別側牧草地
分岐からしばらく幅広の今風道道の道道1145だったが、広々した牧草地の中、道ばたに「この先200m工事中」の看板が登場。工事自体は完了していたようで、牧草地の中をくねっと曲がって200mが100m、そして50mになってしばらく進んでも、工事の雰囲気は全く無い。しかし、おもむろに舗装路面が途切れ、今までの道幅の半分以下のダートが始まった。これなら手持ち地図通り、そして今まで想像していた通り。
道がダートに変わると、辺りは牧草地から森になった。頭上が明るい森なので、根拠の無い安心感はあるが、意外に行く手の森は長く続いている。それにこの手の森特有の茂みの深さ、厚みで、段々不安になってきた。
森が切れたところで、左側に薫別川の谷間が開けた。
いつの間にか、森に覆われた薫別川の谷間を見下ろす位置にいた。そういえばここまで何となく脚が重かったが、こんなに登ってしまっていたのだった。
そろそろ古多糠方面へ道の方向が変わるはずだったが、然るべき辺りで茂みのダートからいきなり舗装道が分岐。ここで薫別川の谷間を渡るはずなのだが、開けた谷間に、谷底まで下ってまた向こう岸で登り返す橋が見えた。それぐらいは地図でわかっちゃいたし、橋がかなりちゃちいことも、そういう場合の下って登ってが地図で眺めるよりボリュームがある(ような気がする)ことも、細道ダートの橋にありがちないつものパターンである。
▼展望360° 道道1145 薫別川の谷間 画像上でマウスをドラッグしてください
でも、下り側はまあまともな経路と勾配と道幅に改修されていたのに、登り返しの坂はものすごい直登激坂で、しかも道幅の半分がダートという状態で、ちょっと度肝を抜かれた。思えばいまどき、こんな道道も少なくなってしまった。
坂を登り切ると古多糠の台地外れ、霧の中に道東らしい畑と防風林が拡がっている。道道1145は、その中を一直線に進んでゆく。
辺りの景色はもうすっかり標津内陸部そのもの。
▼動画2分15秒 道道1145 上古多糠
やや大きなアップダウンの後に商店もある古多糠の集落を通過、引き続き畑と防風林の中を進み、13:35、北標津で国道244に合流。
記 2010/9/17
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