九鬼港→(県道574)九鬼→(国道311)二木島
(以上#2-1)
→(国道311)大泊→(国道42他)有井
(以上#2-2)
→(県道141)永田→(町道)相野口
(以上#2-3)
→(県道740)三和大橋→(県道780・国道169)日足
(以下#2-5)
→(県道44)鎌塚
111km
11:45、相野口着。ここから熊野川沿いの県道740へ。
この道も以前通ったことがある道だ。地形としてはかなり独特な場所で、幅の広い熊野川(及び三重・和歌山県境)だけで一杯一杯の切り立った谷間が、河口の新宮から20数km遡った熊野川町まで続くのである。その谷間に張り付いてあちらとこちらに2本の道が通っている。
あっち側の和歌山県側はけっこう交通量の多い国道168、こちらの三重県側は至って細道で至って交通量が少ない癒しの県道740。
河口から20数km、熊野川町の三和大橋まで両岸をつなぐ橋が全く無いため、両方の道には全く連絡が無い。
そんなわけで、ただでさえ細道の県道740沿いには、途中まとまった集落は一続きの津呂地・上地だけ。▼動画1分15秒
時々桧杖、瀬原と森の中に民家は現れる程度で、あとは河岸の森の中にひたすら細道が続くのである。
森の中の細道からは、時々熊野川の谷間の景色を眺めることができる。ある時は木々の合間に対岸の切り立った山肌、ある時は広々ゆったり流れる熊野川を挟む新緑の切り立った山。
とにかく広めの川原からはすぐに山が切り立っていて、山裾の崖下に細道が張り付いているのである。
杉林と広葉樹林が次々入れ替わる薄暗い森の道を辿ってしばらく走ると、対岸が開けてきた。川の形やこちらの道の線形から言って、そろそろ和気のようである。
と思っていると辺りが開けて和気の集落に到着。
前回の記憶からはだいぶ早いような気もするが、県道780に入ってそろそろ1時間。平地だとまあ順当なペースだろう。
12:50、三和大橋到着。新宮からここまで1本の橋も無かったわけだが、これだけ岸が狭いと、そもそも橋を掛ける必然性が無いのだろう。
時間も頃良いので、国道169沿い、元熊野川役場前のAコープで少し補給休憩とする。この熊野川役場、2002年のツーリングではツーリングマップルを電話ボックスに置き忘れ、翌日取りに行った思い出深い場所である。当時の電話ボックスはどこにあったか忘れてしまったが、役場そのものの佇まいは全く変わっていなさそうな気もする。しかし数年前の市町村大合併で、この熊野川町自体が新宮市に変わってしまっている。
記 2009/5/17