甫母町から国道311経由で熊野市へ 赤は本日の経路 甫母町 それにしても美しい海岸の道 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

九鬼港→(県道574)九鬼→(国道311)二木島 (以上#2-1)
→(国道311)大泊→(国道42他)有井
(以下#2-3) →(県道141)永田→(町道)相野口
(以下#2-4) →(県道740)三和大橋→(県道780・国道169)日足
(以下#2-5) →(県道44)鎌塚
    111km

2009/5/3 紀伊半島Tour09
#2-2 九鬼港→鎌塚


 二木島湾の中をまたくねくねと少し登って、道は同じ二木島湾一番奥の二木島へと向かって行く。

二木島到着 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 紀勢本線の駅があるだけのことはあり、二木島の漁港はどこか賑やかだ。そういえばこの熊野灘の漁村は、どこも元気そうな賑わいが感じられる。

漁港から二木島湾を望む RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 集落の中から国道311へは少し急な登りである。昔はこちらが国道だったのだろう。すぐに紀勢本線を遙か下に見下ろすくらいまで登って、再び国道311に合流。

 トンネルをくぐると次の新鹿湾である。

 まずは遊木町を見下ろしながら、道は海へ向かって一目散に下ってゆく。

新鹿湾への下り、見下ろす遊木町 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 パノラマ合成

 遊木町からは、岩場のエスケープなのか少し登り返して新鹿へ。

 前回新鹿では、エメラルドグリーンの海に真っ白な砂浜がすっくと高く聳える緑の山々をバックに湾中央の漁村が現れ、それは度肝を抜かれるほど鮮やかな風景だった。

新鹿湾の青い海 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 今回もそれがこの道の大きな楽しみの一つだったのである。

今回は緑がエメラルドグリーンというよりちょっと濃いめ でもこれもステキな新鹿湾の景色 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 前回のインパクトが強すぎたのか写真を自分のHPで見慣れてしまったためか、天気も季節も同じようなのに、今回はそれほどの衝撃の景色ではない。

静かな内海 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 パノラマ合成

 それでも深くこぢんまりした湾の空間感覚、美しい海と漁村と新緑は、それだけで十分すぎるほど素晴らしい景色である。

 もうそろそろ終盤のこの熊野灘区間の、最後のハイライトである。

砂浜公園で休憩 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 パノラマ合成

 湾の反対側、砂浜沿いの広場で少し休憩して一息付く。
 もう9時過ぎ、九鬼港を出発して3時間が経ちつつある。前回もそうだったが、全く時間の掛かる道ではある。まあこの景色が楽しくて、わざわざこの道を選んでいるのだから、願ったり叶ったりというところではある。これから熊野市へ向かうと、多分10時過ぎ。何と無く足を向けたかった県道52と国道168の瀞峡へは行けても、その後は時間が無くなってあまり面白くない国道168平坦区間でショートカットしなくてはならない。今日はその先串本まで行かないといけないのだ。

白い砂浜、緑の海 名残惜しい新鹿湾 また来ないと RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 新鹿から先、またもや道は山の上に登って浦本トンネル、大吹峠を越える。

 波田須町の集落は道の上からちらっと見下ろすだけ。もうちょっと漁村を眺めたいなあ、と思うとともに、改めてこの道の良さは沿道の漁村の良さであることを思い出す。

 昨夜は九鬼港に泊まれて良かった。

 大泊ではいよいよ熊野街道こと国道42に合流。交通量皆無に近いこの国道311だったが、こちらの国道42は何と渋滞に近い大混雑中だ。

 トンネルを抜けると、いきなり市街地である。9:50、熊野市到着。

 とりあえず市街地の雰囲気も規模も大体わかっているし、市街地そのものに差し迫った用事は無い。しばらく連なって砂浜にたなびく約200匹の鯉幟が見事な七里御浜、なんとなく抽象的な獣が海の遠くを見つめているような獅子岩を通過して、有井のサークルKへ。

 

 紀伊半島では海岸部を除いてコンビニには滅多に会えない。昨日早朝吉野を出発してから、ここまで見かけたコンビニは尾鷲のただ1軒のみ。ちなみにそこもサークルKだった。コンビニが少ないと言うことは、補給計画にはかなり注意を要するということである。今日は宿で調達できちゃいるが、そういうわけでたかがコンビニ店先ではあるが、何と無くコンビニ休憩も腰を落ち着けたい気分ではある。

記 2009/5/17

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Last Update 2019/7/26
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