えりも→(国道336)歌別→(道道34)庶野
(以上#4-1)
→(国道336)広尾→(道道1037・農道)豊似
(以上#4-2)
→(国道336)湧洞→(道道318)二宮
→(道道210)駒畠
(以上#4-3)
→(道道716・農道)中札内
→(道道55・十勝中部広域農道他)八千代 183km
概略5差路の交差点となっている駒畠からは、またもや方向を変え、道道716で西へ。
盛り上がった台地上の平地故にすっきりした景色の駒畠から、再び台地を下った勢雄から先は、ようやく十勝平野のまっただ中。
だだっ広いが故か、似たような景色が際限無く次から次へと防風林と共に過ぎて行く。
畑の作物は麦、トウキビ、ジャガイモ、その他様々な野菜等々、次から次へと変わってゆく。これも十勝の大きな特徴だ。
開けた平地の風景は見通しが良く、「十勝は広い」を実感する。
いや、単純に見れている範囲なんて知れてるのだが。
16:10、道の駅「なかさつない」着。
ここまで来ればもう今日の宿八千代YHまで20km無いはずだ。一安心すると、次は腹が減ったというのは自転車ツーリングの常である。思えば広尾発が10時過ぎ、それ以来1時間前の駒畠まで補給休憩と言うものが無かったのである。まあしかし、こういう不便さは今後の行程にはあまり無いはずだ。意外だが、あの長い道北縦貫道道こと下川〜歌登でも、途中の似宇布でカレーを食べられるのである。
等と思っていると、ここの屋外の売店で、なな何と「中札内産鶏チキンカレー」の文字が目に入ってしまった。今、ここでこれを食べても時間的には全然問題無い、と判断などするはずもなく、ほぼ反射的に注文していたのだった。これがかなり美味しい。腹が減っているのもあるが、味わい豊かななかなかのカレーだ。返す刀でフランクフルトも注文、これもとても美味しい。
もう日差しはかなり赤くなっているが、5万図ではもう横半分の距離。粛々と進めば、1時間もかからない。17時半ぐらいには楽勝で着ける。
と思っていたが、その後の道道55、東戸蔦からの十勝中部広域農道の行程は、少し違った結果となった。
広々とした畑、一直線に並んでまっすぐ空へ登る高い防風林、青から赤へ変わってゆく夕方の雲一つ無い空、そして次第に青く青く変わっていく札内岳を始めとした日高山脈ががずらっと並んだシルエット。
これらの役者が手を替え品を替え現れる景色にしょっちゅう立ち止まり、全く前に進まなかったのだ。 ▼動画1分10秒
いつも通る道はもう少し山寄りか下手なのだが、この道は山々との距離も畑の広がりも程良い。
意外なうれしい誤算なのだった。
17:45、帯広八千代YH着。ついこの間来たように思っていたが、実は2003年以来5年も経っていたのだった。
夕食は、今日一日ずっと楽しみにしていたオプションのサーロインステーキ。レアで焼いてもらったが、なかなか美味しく、完璧である。
夕食後は例によってもう自主消灯。宿泊者はたまたま私一人、早寝するのにもゆっくり休むにも早朝準備するにも好都合だ。
ふと思いついて、お休み前のビールを飲みながら外へ出ると、期待がばっちり当たって降ってきそうな満天の星空。天の川はおろか、流れ星がびゅんびゅん、ゆっくり空を横切る人工衛星もよく見えた。最高のビールの肴である。
記 2008/9/19
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