小川町から自走で川越へ向かうさんぽさんに便乗、走り足りなさそうなayakoさんを誘って、川越自走隊は15:30小川町出発。
まず嵐山渓谷へ。ほぼ往路の逆走ですが、方向と光線状態が違う景色をまた楽しめます。
さんぽさんが好んで通る、嵐山渓谷から嵐山への10%越えは、この時間の脚にはなかなか堪えます。でも、越えてしまえばその向こうは、朝通った槻川沿いの桜並木。
すでに16時過ぎ、草にブルーシートを敷いていた花見客も、いよいよ花見の最終局面。ところどころで浮き足立った人々が目立ちます。毎年どんどん客が増えるこの河原、来年は更に人が押し寄せるのでしょう。
橋を渡って向こう岸から、突如とんでもない細道に入り込んだと思ったら、その細道がまた果てしない畑に果てしなくくねくね続くこと続くこと。
細道のイレギュラーなカーブは、イレギュラーに断続。この辺りお馴染みの沈下橋で向こう岸に渡ってからも、相変わらず果てしない細道が続いたのでした。もはやさんぽさん以外方向も場所も把握できていませんが、一つ言えるのは辺りが平地なこと。それにしても不思議な道です。
だだっ広い畑や田圃を抜け、森を抜け集落を抜け、突如関越自動車道に東武東上線が登場。ようやく高坂辺りであることが判明しました。
小学生の頃森林公園へ向かった時に通過した高坂。出来心で足を踏み入れ、延々続く土手の砂利道に音を上げた越辺川。夕方の光とともに、何となくその頃の記憶が蘇ってくる、不思議な道でした。
越辺川を越えてからも、大平原のような畑や、集落のくねくね道が延々続きます。時々見える看板で「ああ、坂戸か」など思います。
人事不省同然な割には追い風のおかげでけっこうペースは快調。それでも結構走った頃に気がついて、時計を見るともう17時過ぎ。一体今どこなんだろう。と思いながら目の前の橋を眺めると、何と入間川だったのでした。細道だけで遂に川越まで来ちゃった…。
畦道に余ったアスファルトを置いただけみたいな細道から農家の裏手へ、そのまま何となくくねくね住宅地へ入り込み、周囲にマンションが目立ち始めたところで、突如自分の居場所が判明。なな何と、そこはいつの間にか本川越裏手。川越で忘れちゃいかん焼鳥「Big(大)」の前だったのでした。素晴らしい、もう出来すぎです。
ところがそんなに素晴らしいシチュエーションを前に、早起きした私はもう眠くて仕方なかったのでした(涙)。さんぽさん、せっかくのお膳立てをすみません。
記 2006.4/16