谷根・笠島から柿崎経由で吉川方面へ 赤は本日の経路

頸城の春05#2-3
2005.5/5 田麦→浦川原

田麦→(県道78)石黒→(国道353・市道)野田(以上#1)
→(県道257)谷根→(市道他)吉尾→笠島→米山
(以上#2)
→(国道8)柿崎→(県道25)阿弥陀瀬→(市道・林道)山直海
→(県道241)名木山→(県道376)蕨岡→(国道253)浦川原  87km

夕方の小麦平 国道253まで下り道に集落が断続 RICOH GR1 GR28mm1:2.8 CTS200

 ここから柿崎まで10km程、いよいよ国道8以外に道が無くなる。腹を決めて大型車が爆走する国道8へ向かうと、海岸間際の国道8は路側帯の幅が意外に広く、さっきの内陸部ほど取っつきは悪くない。おまけに朝からずっと向かい風っぽかった風は、強追い風に変わっていた。

国道8に合流 柿崎へ 道間違いで寄り道

 調子に乗って一気に足を進め、13:10、自分でも驚くほどあっと言う間に柿崎到着。ここから再び内陸へ向かう。

県道25 埃っぽい平野部の県道 田圃の向こうに米山が 阿弥陀瀬で谷へ

 平野に谷間、丘陵のアップダウン、田圃や森、そして集落の中の細道を繋ぎ、阿弥陀瀬、川田、岩野と進む。

川田 ぽかぽかの道端でニューサイ写真 緩い登りに田圃が続く 軽い丘越えへ 岩野へ

 東頸城丘陵も西端の裾野のこのエリア、川の迸るような雪解け水は相変わらずだが、生い茂る新緑には、もうほんの少し奥の谷の残雪の面影は無い。

岩野 柿崎方面から松留・坪野・山直海・名木山経由で浦川原方面へ 赤は本日の経路
岩野 雪解けで勢いの良い川

 松留から東横山までは、ようやくという感じで頸城らしい登りが始まる。

再び登り返し するする登る道 棚田の中へ続く

 登り途中の棚田、高い木々に包まれるような斜面の集落なども、馴染み深い風景だ。

どんどん登る 見下ろす棚田 東横山到着 木陰の道端広場 木洩れ日が明るくこよなく爽やか 集落の細道へ進む シャガ

 何と無く不安な気持ちで足を進めた東横山から坪野までの実線は、昨日通った大出口の一つ下の道。

焼き畑中 昨日の大出口の道はすぐ上 斜面なだけに集落断続 直江津方面を見下ろす どこもかしこも新緑

 廃道化がちょっと不安ではあったものの、結局何となく進むうちにいつの間にか通過したようで、無事に再び集落が始まって坪野到着。

杉林の荒れた道 ちょっと不安 坪野 下り始める

 もう15:00、次のほくほく線が虫川大杉15:53発。これに乗るなら、もうあとはほぼ下るだけで列車にはちょうど良い時間だろう。いや、ほんとはあと1時間ぐらい早くこの辺まで来る予定だったのだが。安塚の道の駅にも行きたかったが、今回は諦めざるを得ない。

坪野から山直海まで下り 集落が続く

 でも、せっかく午後の日差しと新緑が素晴らしいのである。列車をあと1本遅らせれば、坪野から山直海へ下り、去年の頸城OFFで印象的だった名木山→蕨岡の県道376を楽しんで、虫川大杉辺りでかなり余裕を持って輪行ができるだろう。

下りきって山直海へ 山直海 谷を遡る

 旧吉川町の谷間がぐっと狭くなる山直海では、狭い谷間の美しく纏まった集落が、人の営みを感じさせる。

名木山へ一気に登り開始 ゾウムシ発見 あっという間に高度が上がる 山直海の谷を見下ろす

 その少し奥、道はきりきりっとした激坂で一気に登り始める。
 それにしてもさっきの山直海からそう距離は無いのに、この辺りまで来るとちょっとした木陰や谷底がもはや積雪1mの世界である。

山直海から名木山経由で浦川原へ 赤は本日の経路 道端に残雪こってり
名木山到着

 15:35、急斜面の名木山で唐突に県道376と合流。この道、実は昨日最後に通った川谷朝出発した大島村方面へ続く道だ。途中に続く集落は、景色もなかなか良い。が、今日は別の選択肢がある。
 その名木山から大島村とは逆方向へ下り始める。

県道376に合流 下は今来た道 北側の谷へ 急斜面トラバースの緩下り

 小麦平の集落とくねくね細道がすかっと落ち込んだ急斜面に張り付き、程良い間隔の杉を通して谷間がよく見える。

小麦平辺り 棚田も登場 空を映した水面がキレイ

 道の上手には集落、下は落ち込む谷間か棚田、それ以外は杉や新緑の広葉樹、対岸にはやはり新緑の低山。それらの中をくねくね細道がすり抜けてゆく。

行く手は午後の光でまぶしい 山肌に張り付く道 見下ろすと田植えの下ごしらえ中

 次々にころころ変わる景色と空間感覚がとても楽しい道だ。前回の朝の雰囲気も良かったが、今日は午後の陽射しで新緑が期待以上に鮮やかだ。

斜面の集落 上猪子田 丁寧に手が掛けられた集落 谷の下の方まで民家が 谷間に拡がる棚田 ケヤキ 新緑と青空 ケヤキ 夕方の光線で緑が映える

 道はやがて谷底に降り、谷間には田圃と集落が拡がり、16:00、蕨岡で国道253に合流。

一気に谷底へ 八重桜も終わりかけ 谷底で再び田圃が始まる もう蕨丘の谷

 ここから虫川大杉に向かうつもりだったが、思い直してもう少し先の浦川原まで進むことにした。駅は虫川大杉の方が静かで落ち着けるが、浦川原の方が辺りに店がありそうなのだ。

蕨丘 もうすぐ国道253 夢みたいな道が終わる 浦川原到着 ネタを買い込んで輪行開始

 16:15、浦川原着。果たして旧道沿いの旧市街の他にも駅前に物産館があり、ここで缶ビールとスナック菓子を仕入れることができた。虫川大杉には菓子屋しかなく、ビールが買えないが、これは便利である。虫川大杉の雰囲気も好きなので、今後はケースバイケースで使い分けよう。

記 2005.5/23

#2-2へ戻る    頸城indexへ    自転車ツーリングの記録へ    Topへ

Last Update 2006.2/23
ご意見などございましたら、E-Mailにてお寄せ下さい。
Copyright(c) 2002-5 Daisuke Takachi All rights reserved.