八千代→(道道216・市道・道道240)上札内
→(道道55)大樹
→(国道236)豊似
→(国道336)百人浜(途中庶野まで8-1 以下8-2)
→(道道34)えりも(以上8-2 以下8-3)
→(国道336)様似
158km
北海道Tour03 #8-3
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えりもを通り過ぎた町外れで、急に空に雲が出てきた。見渡す海岸の行く手を見ると、どうもこの先再びぱっとしない天気のようだ。多分気圧配置かなんかの関係で、岬部分だけ他とは違う天気になっているのだろう。ちょうど襟裳岬周辺、一番景色が良い辺りで都合良く晴れたことになる。都合がいいと言えば、今日はずっと追い風である。襟裳岬でほぼ逆向きに方向転換しているにも係わらずである。切り立った地形に風がながされているのか。
えりもから先、道は海岸から立ち上がる岩山の海縁に沿って北上する。
岩山には小さな漁村が張り付くように続いたり、防波堤・覆道・トンネルやらが断続する。空がどんどん暗くなっているので道の表情は多少暗いが、それでも国道としてはかなり雰囲気のいい道だ。交通量も少ない。前回1996年の記憶では、この先JRの来ている様似までこんな道が続いたはずだが、その先からは多少大型車が増え、道も埃っぽくなってしまったような気がする。
昨日まではそれでも何とか静内まで行くつもりだった。様似の先、浦河辺りから静内まで、海岸縁の国道336ではなく内陸丘陵地帯の道をのんびり走りたかったのだ。が、十勝の台風の傷跡を見て、今回は様似から先を諦める方がいいのかもしれないと思い始めていた。
まず、見込みの甘さから時間が押し気味だ。急いで浦河へ向かったとして、丘陵地帯の道が通行OKという保証は無い。第一、日高本線は新冠かどこかで橋梁が流されたらしく、まず代行バスで運行されているだろう。となると、時間にはかなり余裕を見込む方が良い。何しろ今日は札幌発22時の急行はまなすに乗る必要がある。更にだめ押しで天気も急速に悪化していた。
考えれば考えるほど様似で自転車を畳んだ方がいいように思えたが、とりあえず様似駅で代行バスを確認しようと思った。
空はどんどん暗くなっていた。多少雨もぱらつき始めたが、様似の町に近づくと再び止んだ。
見覚えのある製材工場を横目で確認し、そろそろのはずの様似駅の標識を探し、「ここで曲がる時点で既に終わってるよなあ」と思いながら交差点を曲がる。13:55、様似着。
駅に着いてすぐに発車時刻を確認すると、何と今日から列車が運行を開始していた。しかし、途中の静内・鵡川間は代行バスに乗り継ぐようだ。その区間で橋が流されたのだから、これは仕方無い。
次の列車を見ると、2時間に1本ぐらいの列車が何と14:34にある。余裕で輪行・荷造り・切符を買って列車に乗り込み、ちょうど列車が出発である。天気が悪くなってきたところでこの接続、理想的としか言いようがない。何の躊躇も無く輪行決定である。
問題は静内から先だ。代行バスの乗り継ぎ時間が静内で1時間強、鵡川では2時間以上と、信じがたいほど接続が悪いのだ。そこで、何通りかの運賃と乗り継ぎを高速シミュレーションし、結局静内からは一昨年使った高速バスで札幌に向かうことにした。
浦河に着く前に早くも雨が降り出した。窓に流れる雨を横目に、「もう大丈夫なんだもんね」と思いながら居眠りするうち、16:02、静内着。
空は相変わらず暗いものの、いつの間にか雨が止んでいた。
静内では札幌行きバスまで約1時間以上あった。代行バスより出発は多少遅いのだが、JRよりも1時間以上札幌着が早いのだ。
時間があるので、せめて今日の汗を落としてはまなすの夜を迎えたい。そこで、空はどんより風はひんやりと、秋の低調な日のような静内市街をぶらついて風呂屋を探したが、生憎町の人に聞いた風呂屋は全てお盆休みのようだった。仕方ないので駅に戻り、手持ち無沙汰にバスを待つ。もう走らなくても時間が過ぎるだけでいい。そんな気楽な時間が過ぎていった。
17:25、静内発。途中、新冠川でのおびただしい数の根こそぎの流木・河原に引っかかった2、3体のパックハウスに戦慄したり、更におびただしい数の砂浜にどこまでも続く根っこが付いたままの流木や、夕方遅くまで国道336を走るチャリダーを「一体更にどこへ向かうのだろう」と眺めたり、途中の遅れを回復すべく道央自動車道で激走する道南バスに興奮したり。
去年と同じく、札幌駅のはまなす出発時刻に合わせて、すが谷さんこあきさんご夫婦が見送りに来て下さった。こちらもアイロンプリントで作ったサンツアーレーパンでお出迎えする。
間もなくはまなすが入線。と、ショックなことが。せっかく指定席を取ったのに、指定座席は去年までの改造グリーン席ではなく、狭くて硬くて、座っていても気を抜くとリクライニングが戻る、有名な最悪の座席だったのである。一体何のために指定を取ったのか。
でもまあ、すが谷家ご夫婦にいただいたパオパオビールに枝豆、梨が美味しく、日中の疲れもあったのかビール1杯でいい気分になることができた。
記 2003.9/11
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Last Update 2003.9/21