私の好きな道 #11
|
|
積丹半島の付け根、日本海沿岸の余市から道道36で冷水峠を越えた盆地の中に拡がる集落です。道としてはその道道36が南北に通るだけ、北はその冷水峠、南は少し下って銀山から小樽峠・毛無峠へ向かう道道1022・393と、かなりアプローチは限られます。
しかし、山に囲まれた静かな集落、畑は緑豊か、いかにも道南らしい農村風景を見ることができます。
前述のようにアプローチは道道36を余市から冷水峠越えで南下するか、又は道道1022の都から道道36を北上するかしかありません。経路として通過するには訪れにくい場所なので、ここに訪れるという目的でコースを組むのがいいでしょう。峠道からも集落は見下ろせるし、狭い谷間を登ってくるにしても開ける盆地は印象的で、どちらから来ても景色は楽しめると思います。
私は98年以来ここを訪れていませんが、盆地の集落中央部には村営の温泉施設があります。ここに立ち寄って一息付いても楽しいですし、村には何軒か宿を見かけたような気もしました。ただ、いかんせん山奥の村なので、補給関係への過大な期待は禁物です。
記 2006.2/1