北海道Tour25夏#5-1
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生田原→丸瀬布
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出発する気まんまんで起きた4時。念のため早朝の天気予報を見ても、昨日と変わらない。というより、下川から美深での午後雨の時間帯が長くなっている。一方、午前中滝上と西興部での雨が、全く無くなっている。気温は全体的に少し上がって、10時の滝上で29℃、お昼に西興部で31℃。何とかなる。何とかしてみましょう。
列車に乗るのは14:31の名寄だから、もし時間に支障無ければ西興部から先、下川か名寄に向かってもいい。まあこれは現地の空模様次第だな。今は全く問題無く出発だ。
実際は、準備を済ませて部屋を出るのがやや遅くなってしまった。荷物は少なくなっているのに、我ながらたるんどる。結局一昨年より20分遅れて、5:20生田原発。
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夜明けの国道331を下ってゆく。無風でも辺りはひんやり涼しい。しかしそれでも寒くはなく、化繊Tシャツ一枚で大変に快適だ。
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何度走ってもいくつになっても、こういう風景にはどきどきする。これから今日の旅が始まるのだ。この時間にこの風景に身を置けて良かったと、心から思う。
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空はすっかり明るい光で一杯なのに、陽差しはまだ山の陰。風景全体が青い陰の中、空も青空で、周りが青ばかりである。時々道の角度や辺りの拡がり、山との位置関係で、赤みがかった陽がその中に差し込んだり辺りを照らし、また鮮やかだ。
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遠軽市街方面へ国道242が分岐した後は、谷間が狭く両側の山が高くなり、周りには森が続く。すぐ隣に旭川・紋別自動車道が通っている。そっちもこの時間は車は少ない。こちらの国道333は更に閑散としている。視界のどこかに熊ぐらい現れても全然不思議じゃない。
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例え少し離れた隣の道でも、車が通ると多少心強い。気分だけだとはわかっちゃあいる。
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石北本線の駅が廃止された瀬戸瀬は、それでも丸瀬布までの区間で数少ない人里だ。確か自販機があったはずと思っていると、今回も民家の庭先みたいなところに自販機を見つけることができた。こういう所では表敬訪問でも何でも立ち寄って、コーヒーを飲んでおく。何しろここから先、濁川まで自販機すら全く無いのだ。
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6:40、丸瀬布着。道道305の分岐は市街のかなり手前、畑のまっただ中。信号すら無い。
記 2025/10/26
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