202kmに比べてオホーツク海寄りのエリアに、130kmコースは描かれている。202kmコースが根釧台地東側では少ない南北方向の一続きの道を別海まで南下してゆくのに対し、130kmコースは直行する道道・町道をじぐざぐ気味に辿ってゆく。周囲は当然のように牧草地や畑や防風林が低めの丘に、河岸の低地には茂みが現れ、これらがアップダウンと共に入れ替わる。
しかし、2つのコースの空間感覚はやや異なり、コースがじぐざぐな分130kmコースは様々な牧場の中を走ることができ、かつて1/20万地形図にはこの辺にパイロットファームという文字がみられたこと、NHKでこの辺の牧場のドキュメンタリーを観たことを思い出させる。
大人の社会勉強みたいな体験も、自転車ツーリングならではの大きな魅力のひとつだと思う。
空には雲が多くたまに空気中に水滴が感じられるものの、今日もあまり暑くなくて気温としては絶好のサイクリング日和の範囲と言っていい。
前回の130kmコースは、行程前半が雨と霧雨にずっと悩まされたことを思い出す。牧草地と防風林、所々で感じられる風景の拡がり、からっと乾いた爽やかさは、この道で明らかに前回感じていなかった。
それにしても、前回訪問は2018年、もう6年前になってしまっていることには驚く。こんなふうにして油断している間に、私はあっという間に歳を喰ってゆくんだと、最近思うようになった。
コースがイレギュラーに曲がりくねり始めると共に丘が波打ち始め、牧場とアップダウンが入れ替わり、130kmコースは次第に内陸へと向かってゆく。
谷間の森の向こうに唐突に裁けた感じの町外れが現れ、9:10、中春別着。
とりあえず、みたいな気分で道道8沿いのセイコーマートに立ち寄っておく。特に何も買う必要は無いし、そもそも腹に入れるものが何も思い浮かばない。昨日食料は十分に仕入れてあるし水もまだ十分に残っている。今日はもう午後飛行機に乗ってしまうので、特に何も買っておく必要は無い。強いて言えば、北海道ツーリングらしい気分になるためと、セイコーマートに立ち寄れることが民宿地平線の根釧台地シリーズ中130kmコースの特徴の一つだから、という程度の必要性だけだ。
まあそれでも、グランディア缶コーヒーを飲んでおく。無駄な行為とかコース上に無駄に店があるとか、ではない。備えあれば憂い無し、こういう余裕が一番大事なのだと思う。ツーリングは楽しいものだから。
店の前、道道8は根釧台地東側内陸部の幹線道路だ。頻繁に行き交う大型トレーラーやトラック、ワゴン車などの乗用車を眺め、休むというよりぼうっとした気分でコーヒーを飲む。9時か、あと3時間もすれば、多分中標津空港に着いてるか、または向かう途中なのだろう。
記 2024/10/26
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