四国Tour23#5 2023/5/3(水)
直瀬→川西路-3

直瀬→美川  11km (以上#5-1)
→地芳峠
(以上#5-2)
→川西路  19km

ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 自転車に荷物を積み、10:30、地芳峠発。さあ、梼原へは下りだけだ。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 地芳峠旧道区間では、くねくねつづら折れと素敵な木漏れ日の細道が続いた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 後半、永野から斜面集落が断続し、ところどころで谷へ続く展望が開けた。さすが音に聞こえる地芳峠、大変素敵な峠である。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 四国には素敵な峠が一杯あるなと思った。そして、こんな訪問ではあっても、地芳峠とは良い出会いになったことは感謝である。

 

 11:00、トンネルからずばーんと飛び出した幅広国道440に合流。下り始めてすぐ、道端に建つ小屋と幟に気が付いた。幟に確かに「そばうどん」と書いてある。朝お腹に入りにくかったのに、今はさっき食べたおにぎりに加え何か食べたくなっている。もう梼原まで下りだけではあるものの、この際何か食べておくことにした。饂飩のように太い蕎麦は素朴な味わいでとても美味しく香り高く、印象的な訪問となった。

 このままだとお昼に宿に着いてしまうので、昼食後、宿にも早着のお願いを電話しておく。女将さんはこの時間帯、農家レストランの繁忙時間帯だったようで、無理を言ってお手数をお掛けしてしまったのは申し訳得ないことだった。

 女将さんのお話しだと永野から宿まで10分。電話が終わってから、「いや自転車ですから」と思ったものの、広幅の新道は行く手に立ちはだかる山をトンネルでばんばん抜け、谷を大きな橋で飛び越え、直線と大きな曲線で一気に下ってゆく。

 10分かどうかは別として、あっという間に梼原の町中に着いてしまった。

  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 市街地はタクシーの運転手さんが仰っていた通り、なかなか統一感があって洒落ている。町づくり条例を早くから決めて、道路込みで整備しないとなかなかこういう町並みにならないものだ。そういう事をやっているのだと思われる。
 町のスーパーでカップ麺や物資を仕入れ、宿方面へ。案の上たかだか標高差30mぐらいの登りで息が切れ、タク輪にして本当に良かったと思う。

   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 12:10、川西路「農家民宿 いちょうの木」着。到着してすぐカップ麺を食べた後、すぐ爆睡させていただいた。

 15時半、農家レストランから帰ってきた女将さんに、町営温泉に連れて行っていただいた。良い温泉だったのもさることながら、檮原町の諸作品が有名な隈研吾さんの話題になり、帰りに町中をぐるっと回ってくださった。お陰様で見たい建物を全部見ることができたのだった。

 

 夜ご飯を食べ、毎日のことではあるが明るい内から就寝してしまう。
 狭い谷間の上には大小の鯉幟が懸けられているのが窓からよく見える。その田圃では、蛙が賑やかにけろけろ鳴いている。里の夕方だ。徳島2泊、高知愛媛とここまで山中の宿だったので、4日かかってやっと里に来たか、という感慨がある。
 多少寝ても疲れは残るとは思うものの、明日はやっと下り基調の日だ。四万川川・梼原川の谷間から与作細道区間に合流、引き続き梼原川を大正まで、大正から四万十川中流部の細道をローラー作戦的に辿り、江川崎の先で支流に少し入った用井「寿荘」で終着である。標高440mの四万川川沿いから60m弱の江川崎まで100km以上が、下り基調というより纏まった登り返しが無いほとんど全て下りなのだ。オプションで朝一に四万川川のより上流部を訪れることができる400m登り返しのコースを考えていたものの、そんなもんやめてしまえ。多分裏手の山から50mぐらい登り、短いトンネルを抜けて四万川川方面へ降りる最低限コースで一杯一杯だろう。
 それに明日の天気は曇りのみならず、6時までは雨マークが付いている。その後は曇りで昼から晴れっぽくなるみたいなので、雨が行程には影響しないとは思われる。まあ緩目に行こうぜ緩目に。

記 2023/6/4

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Last Update 2023/7/9
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