四国Tour23#1
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11:10、徳島空港発。
出発してすぐ、陽差しが少し出ていて明るい曇りだと思っていたのは、実は雨がぱらついていることがわかった。しかも南東のものすごい風が吹き荒れている。これだと天気が予報より回復しているということは無く、天気予報通りだ。何を当たり前のことを言っているんだ、と言うぐらい当たり前の話ではある。
徳島市街から鮎喰川への谷間へ入り込むまで、例によってGPSトラックで裏道コースをキメキメに組んである。 徳島空港の地下を通り南へ出たGPSトラックは、何となく地図(衛星画像)で眺めた雰囲気だとややハードボイルド気味のごちゃっとした倉庫街かなと思っていたのだが、意外にもごく普通の農地と住宅が混在するエリアであり、道も軽自動車がやって来る程度の平和な道なのだった。
今切川の土手から吉野川橋で吉野川を渡り、鮎喰川南岸から北岸へ。
GPSトラックは可能な限り車がいなさそうな道でなるべく効率良く脚を進めてゆくように組んである。例によって冗談みたいな細道があったりした。
特に良かったのは鮎喰川沿いの下道で、土手の草むらと市街地の裏側のようなブロック塀や建物裏手の狭間に道が続くうち、何となくいつの間にかその外側は市街地から完全に郊外っぽい風景に変わっていたのだった。
部分的にどうしても通らざるを得なくて警戒していた県道は、有り難いことにそれ程車が通るという道でもなかった。
また、今切川沿いで雨が密になって雨具を着込んだものの、その後市街地の裏道を繋いでいる間雨は降ったり止んだりを繰り返して次第に雨は水滴に変わり、鮎喰川の谷間に入ると南東の風とともに完全に消え失せてくれた。雨が一番強かったのは結局徳島市街だった。
しかし時間はやや掛かり気味で、吉野川橋の段階で既に12時。目安としてもう少し先に行けるかと思っていたのだ。まあ、仕方無い。宿の夕食にはまず間に合うだろうから、あまり気にしないことにした。
記 2023/5/21