四国Tour23#0 5回目の四国

RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 2023年のGWは、中2日を休むという条件付きで何と9連休。かなりボリュームのあるツーリングができる。また、3年間のコロナ禍で、ソラチカカードによりマイルがかなり貯まっていて、去年北海道往復で使っても何のダメージも無いどころか、その後ますます貯まってしまっているのであった。つまりどこにでも行ける。
 そういういう状態で、行きたくなるのはやっぱり四国だ。行きたい場所は数々あれど、9日間もあれば行程上の制限はあまり無い(とその時は思っていた)。過去4回の四国Tourでやや手薄となっている徳島県と、毎回少しづつこなしている宇和海ローラー作戦は外せないと決めれば、あとは興味本位でいろいろと盛々にすればコースの大枠も大体決まったように思えた。そしてこの時はまだ、コースに余裕を一杯見込んだつもりだった。経験上西日本ではこの季節大体半分ぐらいは雨っぽくなることが多い。いくら予定を盛々にしても、雨が降ればその日はお休み日、全輪行にしてしまえばいい。そういう日がけっこうある、という先入観があった。
 それでも3日目、高知県の大川村から町道瓶ヶ森線を訪れて愛媛県の久万高原町に向かう日と、4日目久万高原町から四国カルストを経由して高知県の梼原村へ向かう日については心配していた。獲得標高差もさることながら、この2日は雨が降る場合の輪行行程がどうしても組めなかったのだ。全部公共交通機関で行こうとすると途中高速バス(しかももの凄い大回りで松山・高知間)が入ってしまい、輪行を断られる可能性が高いのだ。回避策として、雨天輪行の場合もどこかに必ず自走区間を入れる必要がある。それをどこにするかは天気次第で決める必要があると思っていた。
 出発前の週の予報では、初日2日目が大雨、3日目が打って変わって晴れ、その後は曇り。連休終盤に再び天気が不安定になるとのことだった。その段階では、初日は最悪全輪行になるかもしれないと思っていた。大雨なら川井峠越えはタクシー輪行する必要がある。しかしその予報は出発が近づくと好転し、出発前日には日中降水量0mmまでにまで回復してくれたのだった。これなら穏当なサイクリングになるだろう。
 などと、出発前からタク輪の覚悟をしていた。もともと低い私のタク輪ハードルは、今回計画段階で既にある程度下がっていたと思う。

 

 1日4本のANA羽田徳島便、朝の便は8:55発だ。これなら自宅早朝発で7時頃羽田空港に着けば、時間として何の問題も無いように思えた。最初はそのつもりだったものの、出発1週間前になって世の中が次第に浮き足立ち始めた。確か連休初日の混雑が過去最大級だった、2019年によく似ている。やはり都内某所の母の家から早朝タクシー輪行で空港に向かうのが一番確実だと思い始め、結局そのようにしたのだった。
 果たして羽田空港到着時、まだ手荷物手続き待ちの列が5〜6組だったのに、10分後に私が手続きを終え後ろを見て思わず「うわっ」と口走るほど列は長くなっていた。やはり今回の人出は想像を遙かに超える規模であることがよくわかった。

   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 搭乗口は68番。おれの搭乗口はいつも先っぽかバス搭乗だな、等と思いながら約2時間半を居眠りしたり買い食いして過ごすうち、何時の間にか徳島便の出発は15分遅れとなっていた。

 徳島空港到着も15分遅れの10:25着。自転車を組み立てている間、何となく身体が落ち着かないような感じがあった。或いは先週まで続いた某案件の疲れが残っていたのかもしれない。

記 2023/5/21

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Last Update 2023/6/24
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