北海道Tour23#4
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今日は虹別は経由していないというだけで、道道887、萩野の農道も一昨日通ったばかり。
国道243で標高差40mぐらいの鞍部を緩っと越え、仁田からいつもの仁田農免農道へ。
低く薄暗い雲の下、未済経路、かつ肉食ヒグマが出没しなさそうな道を経由することに気を遣っていたので、時間をあまり意識して行動していたという気は無かった。
しかし優先順位の低いところでもそういう選択になっていたようで、お昼にはばっちりの時間だ。自分には食事が一番大切なことなのだ。などとどうでもいいことを考えつつ、13:05、弟子屈「福住」着。
お昼時なので店内は混んでいて、10分ぐらい入口で待った後に着席することができた。これでも12時に来たら、もっと混んでいたのかもしれない。
着席して天ぷら蕎麦を注文し、一息付く。この分だと食べ終わってセイコーマートに寄ると14時半ぐらいにはなる。雲は厚く、晴れるような雰囲気は無いし、その後もう鱒やに直行するとしても、荷物を降ろしてちょうど15時のチェックイン開始にはばっちりのタイミングだろう。
この雲の厚さだと、明日の天気が思いやられる。走るにしても摩周から輪行するにしても、この後立ち寄る弟子屈のセイコーマートで、明日のために物資を仕入れておく必要がある。そこで明日の天気をチェックすると、最高気温21℃、時間別も4分割も降水確率30%ということのようだ。予定コースが全区間平地だとこれでもいいんだが、津別峠・上里、チミケップ湖と山間が続くコースでこの予報だと、限りなくビミョーな判断基準ボーダーライン上だ。
ちなみに今日の天気予報が中標津町も別海町も標茶町も降水確率30%、最高気温20℃だった。ここまでの根釧台地を思い出す。あれと同じなら大丈夫、かもしれない。しかし山中だし、現実が天気予報通りという保証も無い。
安全側の判断をするなら、津別峠とチミケップ湖はまるまる断念するべきかもしれない。流石に運休輪行王の私でも、それは残念な気がする。でも安全側で考えると輪行、いや、そんなもん昔は全部走っちゃってたじゃあないか。北海道に来て5日目、そのうち3日を運休しちゃっちゃあいかがなものでしょう高地くん、という気もする。
でもおれももう58歳。無理しない方が良いよ、という気もする。
後でもう一度天気予報を確認して身の振り方を決めよう、と心を決めて少し待った後、美味しい蕎麦が来た。美味しい。今はこれが自分の幸せだ。と言い切れる。
14:10、福住発。
セイコーマートへ寄り、一応明日の朝食と補給食を仕入れておく。補給食がパンだと、明日食べなくても明後日食べればいいのだ。クロワッサンの賞味期限が翌日であっても、自己責任だ。構うことは無い。などと気分を無理矢理変え、天気予報をもう一度チェックしても、事態は変わってない。さっきから1時間ぐらいしか経っていないので当然ではあるものの、悩ましい天気予報だ。まあ、頭の中はもう輪行一色かもしれない。
15:00、札友内鱒や着。
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お風呂で天気予報をもう一度チェックしても同じなので、美味しんぼ好き登山家のどびーさんお奨めSCWも併せてチェックする。すると11時以降、北見地方内陸部が雨ということになっている。明日の経路で見ると、10時過ぎの津別で既に首の皮一枚だ。いや、津別を出発した段階で、11時以降の南から押し寄せて来る雨に捕まる、と考えられる。ありがちな、十分納得できる展開だ。
これで明日の輪行が決定した。
輪行区間は釧網本線と石北本線で摩周8:00→網走→生田原12:35だ。生田原の到着はやや早い気はするものの、その次は生田原到着がちょっと遅く、到着後に自転車を組み立てたり宿で温泉に入ったりするには時間が足りない。それに生田原にお昼過ぎに着けば、ホテルノースキングのレストランで食事もできる。これはこれで悪くない。
それより、石北本線が数日前の豪雨により白滝・上川間で運休となっていて(結局8/20まで運休)、殆どの列車は遠軽止まりとなっている。私的には明日の輪行には影響しない。そして明後日は全区間で雨の心配は無さそうではある。しかし、しかし、もし明後日が雨なら、生田原→仁宇布の輪行が繋がらず、どこかで長距離タク輪を挟む必要が生じる。今年も私の旅程は紙一重で繋がっているのだ。そのうち、退っ引きならない事態に直面する日が来るのかもしれない。
記 2023/11/15
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