北海道Tour23#4
2023/8/12(土) 開陽→札友内-2

開陽→中春別 (以上#4-1)
→上春別
(以上#4-2)
→中虹別
(以下#4-4) →札友内  120km

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 9:20、上春別発。

 国道272から南のエリアに入ると、遠景が霞み始めた。風景だけじゃなく湿度とかいう以上に蒸している。

 そのうち牧草地のまっただ中で水滴を感じ始めたと思ったら、辺りは一気に霧雨に変わった。

 などとと思っている内に霧粒は大きくなり、路面が色付き始め、ポロシャツがしっとりして腕に結露して「そろそろ雨具を着よう」と思ったあたりから霧雨が止む、そんな繰り返しがしばらく続いた。

 遠景の森を眺め、地図を確認してみる。昨日通ったとき、南の行く手に見える森は矢臼別駐屯地だと思っていた。しかしその森は、想像していたより全然手前の単なる防風林であり、まだ国道243も過ぎていないことが確認できた。そして改めて、単に交差してるぐらいにしか捉えていなかった国道272と国道243の位置関係を再確認し、根釧台地のボリュームと202kmコース内面積がこんなに大きいのか、と思い知らされた。まだ南下する必要がある。

 等と思いながら牧草地をもう2区画進んだところで雨は本降りと言えるぐらいには強くなった。一昨日、牧草地の1区画向こうから天気がすぱっと雨に変わっているのを見ているので、この雨も場所次第なのだ、と思える。ここは地形と天気に逆らわずあっさりとさっきまでの決意を変更し、この辺で折り返すことにした。

 何区画か西にスライドし、突き当たった国道272脇の農作業道を経由してから、狙い定めて北上を開始する。

 予想通り、雨は北上するにつれ段階的に止んでいった。

 直行グリッドから外れややイレギュラーに大きな曲線を描くこの道、絶対通った事が無さそうだと思っていた。

  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 ところが、おもむろに現れたタイル張の建物は、2020年にここまで南下していて、一昨日も眺めたJAの施設なのであった。ということは、ここまでは未済経路ではあっても、この先どっち方面へも既済経路なのだ。何てこった。

 とはいえ、1本ずれると根釧台地一番北の道道885まで一直線で北上できない。既済経路とは言え根釧台地の風景を存分に楽しめる良い道なのはわかっている。既済経路が嫌ならそもそも根釧台地に来るなよ、という話でもある。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 気を取り直し、道道885の中虹別まで北上してゆく。

 もう雨の気遣いは無くなったものの、もはや霧だか低い雲だかわからない灰色の暗い雲が低い位置で空を完全に覆っている。こうなるともう、あとは淡々と札友内を目指すだけだ。

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記 2023/11/15

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Last Update 2024/3/2
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