北海道Tour23#2
2023/8/10(木)札友内→開陽-2

札友内→磯分内 (以上#2-1)
→虹別
(以下#2-3) →計根別
(以下#2-4) →開陽
 105km

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 磯分内で釧路川と国道391を渡って対岸へ渡り、道道1040で根釧台地の萩野へ。森と牧草地に続いてゆく根釧台地への登りは150m。かなり均等で、ほとんど登っているか何なのかわからないぐらいの、緩いといういより僅かな登りが延々と続く道だ。

 少し南に通る道道13よりもこちらの方が根釧台地への登りは楽だという印象があるものの、こんな登りでも朝からものすごい暑さのせいで、厳しく感じられた年もあった。或いはその日は向かい風が強かったかもしれない。愚かな私は苦しかったことを簡単に忘れてしまう。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 周辺に牧草地が広々と続いて根釧台地っぽく開け始め、多和平の看板を過ぎ、それでも相変わらず小雨は止まない。時間は未だ早く、多和平の美味しいトマトシチューを思い出すものの、多和平のレストハウスはまだ営業してないだろうからここは通過しておく。またいつか多和平のトマトシチュー食べたいな。

 丘を緩っと乗りこえるとそこが萩野だった。どこからが根釧台地という定義は無いものの、ここなら文句無しに根釧台地に到着したという気になる。

 国道243を渡ってそのまま見知った農道へ。

  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 ちょろっと登ったところが、本日当面の最高地点だ。しかし、根釧台地に来たら少しは変わると思っていた小雨は、止むどころかますます本降りだ。何か天気予報と違うぞ、とやっとこの辺から思い始めた。というより、曇り予報が実際には雨だったというパターンに填まりつつある、いつもの展開だ。我ながら学習能力が無いと思うし、それほど私の頭の中は希望的観測で一杯だったのだ。
 でもまあしかし、北海道に来て初日がまるまる運休だったので、今日みたいな雨でも走れるぐらいならあまり嫌な気はしない。何と言っても人里なのだ。

 農道からいつもの道道885へ。川の谷間を緩っと下って登った後は、直線の1本道に防風林と牧草地が続いてゆく。去年接地していた防風板が今回はもう完成している。山裾側の眺めがかなり悪くなっていても、根釧台地に来れたことが実感され、何だかむやみに嬉しくなる。
 中虹別の学校跡を過ぎたところでGPSトラックに従い、虹別へ下る道へ。牧草地と防風林の雰囲気に見覚えがあるような無いような気がしていたものの、やがて見え始めた虹別市街の眺めに、この道を確実に通ったことがあることが確信できた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 9:05、虹別着。市街の裏手から既知のセブンイレブンへ。軒先には先に休憩していた、やや小綺麗なウェアと自転車の男性3人組がいた。その一人のおじさんに話しかけられた。最初は日本人かと思ったが、外国の方っぽいようだ。
 まあ、全てはとりあえず食事ネタを仕入れてからだ。むしゃむしゃ食べながら軽く挨拶してお話しを再開する。何とシンガポールから見えたとのこと。もっと驚いたのが、私に話しかけて下さった方が「I'm 70」、何と70歳。どうみても50台後半〜60台前半っぽいのに。そして更にそのお3方は、親子+おじいさんのトリオなのだということだった。素晴らしい。羨ましい。
 少しの間、お3方とお話しさせていただいた。これから清里峠を越えて清里へ向かい、明日は女満別空港から帰るとのこと。コースは清里へ向かうなら車が殆ど来ないのでそれでベスト、難点は清里側まで商店はここが最終地点であること、自販機は養老牛の先峠の向こうの緑にあったかも無かったかもしれないこと、清里峠はほとんどだらだらで延々と長いことなどをお知らせしておく。
 お話しの合間に天気予報を再確認しておいた。天気予報自体は変わっていないが、時間予報がずっと10%なのに、1日の4分割予報では降水確率は30%になっている。これは不思議だ。しかし現実としてこの雨は、10%というよりむしろ30%に近いように思える。天気予報は総合的に見て判断しないといけないということだろうな。それに根釧台地にしちゃあ、今日は異様なほど蒸し暑い。どうもこの雨は、この湿気が原因なんじゃあないかとも思われる。ならば、今回の道東は雨周期に入っているところなのかもしれない。

記 2023/10/29

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Last Update 2024/2/26
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