北海道Tour23#15
2023/9/17(日)仁宇布→仁宇布-3

仁宇布→上徳志別 (以上#15-1)
→歌登
(以上#15-2)
→咲来峠
(以下#15-4) →紋穂内
(以下#15-5) →仁宇布
 130km

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 10:55、歌登発。そろそろ空に雲が増え始めている。

 牧草地の風景は、ここまでの山間にも増して木の葉やら茂みが色づいて秋っぽい。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 

 夏に訪れた時は晴れすぎで、暑くて脚を停め停め通っていたこの道で、今日はいつも写真を撮る場所に限って雲が陽差しを隠している。少し待てば雲が動いて陽差しが現れるのだが、そんなことはしない。これが今日の訪問だ。暑くて脚を停める必要も無く、脚を進めるには有り難い。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 11:40、本幌別着。今日は歌登からここまで登り基調の向かい風なので、下り方向で追い風任せだった夏より時間は掛かっている。更にこの先、空はどんどん曇ってゆくはずだ。まあしかし、夜まで雨は降らないだろう。走れるだけ有り難いし、今日の行程には退屈していない。

 時間がある割にはのんびり気味の行程なので、この際集落の中を通る旧道に脚を向け、本幌別ペヤマン林道への入口を表敬訪問しておく。計画の段階で時間に余裕がありそうなので、今回訪れてみようと思ったこともあった。しかしやはり、終盤の怪しげな森を空撮とストリートビューで見るに付け、止めとこうと思ったのだ。それでももし現地で入口の雰囲気が問題無さそうなら、次回以降検討してもいい位には思っていた。しかし現地の、砂利が深そうで鬱蒼と怪しげな道の入口に、やはり自分にとってはなかなか訪れにくい道だと思った。何しろこの辺クマだらけなのだ。熊出没看板もこの辺の物はリアルに熊が牙をむいている、かなり恐怖を感じさせる秀逸なものだ。他ではこれほど怖いのは見かけない。

 本幌別から先、周囲は無人の森となる。

 森が深くなるだけじゃなく、空が曇り始めて辺りが少し暗くなってきた。山が迫っているからだろう。道の周りに、道北ならではの不気味さがぷんぷん漂っている。頭上は比較的開けているのに森と茂みが密なためか、森に圧迫感が感じられるのだ。本幌別までと比べてペースはがくっと落ちているものの、淡々と脚を動かせる。それに夏に下りで感じた森の長さは、登り方向だと体感上はそれ程でもない。もちろんペースは遅いし、時間は下りより全然掛かっている。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 12:20、咲来峠着。夏に感じたとおり、以前に比べてオホーツク側の茂みは高くなっている。もはやこの峠、オホーツクへ空が続いてゆくような感覚は無くなってしまった。しかしごく普通の斜度変曲点になってしまっても、やはり静かで好ましい、道北の名峠だと思う。

記 2024/2/18

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Last Update 2024/3/23
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