北海道Tour19#13
2019/9/22(日)仁宇布→仁宇布-1

仁宇布→紋穂内
(以下#13-2) →歌登
(以下#13-3) →上徳志別
(以下#13-4) →仁宇布
 124km  RIDE WITH GPS

 
赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路と航路

 5時半過ぎ、窓の外はやっと明るくなっていて、天気予報通り白樺の葉を叩く雨音がしている。しかし、窓を開けてみるとかなり寒い。

 6時、まだ雨が降っている。薄暗く厚い雲に、晴れる気配は全くみられない。しかし、もう予定通り荷造り開始しておく。こんなに薄暗く雨が降っていても、時間通りに急に天気が変わることは珍しくない。後で思い出せば単純に天気予報通りだったというだけの話である。荷物は連泊日帰りフォーメーション、不要な着替えは宿に置いておく。
 荷造りしている間に指先がかじかみ始めた。アプローチの温度計をみたら、気温は8℃。東京の真冬日中の気温と同じで、体感上もまあそんなもんだ。昨日朱鞠内湖で寒いわけだ。東京では日中30℃まで上がる日もあるというのに、と昨日に引き続きまた思った。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 7時に朝食、既に外の雨は上がっていた。いいぞ。パン、サラダ、ソーセージ、コーヒー、仕上げにヨーグルト。むしゃむしゃよく噛んでゆっくりいただく。ちょうど全部食べ終わった8時ちょっと前、他のお客さん2組が朝食に降りてきた。車で南下される方が1組、もう一組はカブで道北スーパー林道と函岳経由で稚内へ向かう四国のお客さん。こちらは入れ替わりで外へ出た。さっきより多少気温が上がっていることを期待しつつ、ポロの上にレインジャケットを重ね着しておく。尚、下半身については、レインジャケットの下がレーパン一丁である。

 8:00、ファームイントント出発。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 美深まで標高差300mを23km。実態としては基本的に狭い谷間の緩下り、時々段のようにまとまった下りがある。元々緩い谷間を、長い年月の間に何度も土石流が迸って段ができてゆく、そんな想像をしてしまう。

 かなりの緩下りではあるものの、経済運転でも30km/hでどんどん下れるぐらいの下りでもある。しかし経済運転でペースは出ても、手袋が無い裸の掌は面白いようにあっという間に冷えてしまう。

 手を襟に突っ込んで首筋で暖めてみたり、立ち止まって息を吹きかけたり。つくづく手袋を持ってくるべきだったな等と思うものの、バッグにはそんな余裕は無いことは自分でもわかりきっている。

 こういう状況で、下半身はレインジャケット防寒だけで何とかなっているのは有り難いことだった。そして、意外に早く河原の茂みが牧草地に替わり、谷間が拡がったことも有り難かった。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 山間区間終了の目安となる水力発電所と、名寄への分岐がある班渓の標識によると、美深市街まであと8km。山間の谷間区間は仁宇布から美深までの2/3弱ぐらいということだ。以前、何度かもう美深に着いたと思ってぬか喜びしていたので、最近は油断しないようにしている。

 班渓手前から突如雲の中に青空が現れるとともに、周囲は明るくなり始めていた。そして盆地の中に出ると陽差しが現れた。一気に気温が上がったようで、やっと何とか手をまともに外に出せるようになり、身体も暑くなり始めた。この後はもう晴れ傾向。その辺でそろそろレインジャケットを仕舞うことにした。

 道端に停まっていると、昨夜お話ししたお客さんのうち南下する1組が車の中から手を振って通り過ぎていった。朝食が1時間遅かったのに早くも追い抜かれたのだ。まあ車と自転車だしね。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 盆地中程の道道680へ。盆地西側の国道40まで下らずに、美深を通過しようという魂胆だ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 畑の中から市街裏手を他人事の様に眺める、静かで落ちついた道が続く。

北海道Tour19秋#13 2019/9/22(日)仁宇布→仁宇布 北海道中川郡美深町吉野 道道680 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 国道40沿いにあるセイコーマートは経由できないものの、朝食は一杯食べたしセイコーマートは歌登で寄れるし、食べ物はどうせ国道40に合流した後に道の駅に売店がある。自販機ぐらいならこの先国道40沿いにもあるし、今日の行程では全く問題は無い。

 市街を過ぎた終盤に、こちらの道と交差するやや広い道に思い出した。ここ、2002年に訪れた道北スーパー林道への道である。

北海道Tour19秋#13 2019/9/22(日)仁宇布→仁宇布 北海道中川郡美深町班渓 道道680 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 昨日ファームイントントで函岳に行くべきかどうか迷っていた、カブのお客さんを思い出した。お住まいがあの剣山スーパー林道の麓、庭のように訪れているとのお2方だったので、多分何の問題も無く訪問できるだろうとは思う。

 9:30、吉野で国道40に合流。すぐに道の駅アイランド美深が現れた。こんなに近かったっけ。

 まずは美深駅で売っている大変美味しいトマトジュース「太陽の水」を、お土産代わりに実家に送っておく。駅からは発送できなくてここ道の駅からだけの取扱なので、ずっと一度道の駅に立ち寄ったら絶対送らねばと思っていたのだ(電話でも注文できることは知っちゃいる)。
 私的には南郷、津南を抑えて日本一美味しいトマトジュースだと思うのだが、500mlは在庫が無く、150mlを一箱。全く商売っ気が無い。
 その次は骨付きソーセージ。3本をぺろっと一気に食べてしまった。だって美味しいんだもん。これが美味しいのも、やはり2001年以来ずっと覚えていた。美味しいのはずっと覚えてはいたものの、国道40にはなかなか来なかったし、来てもその時刻には売店が閉まっていたり、2017年などはタク輪で直接びふか温泉に向かってしまい、宿に着いてからは自転車を組み立てる必要があったので、わざわざ道沿いの売店まで戻らなかったのだ。

記 2020/2/2

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Last Update 2020/2/29
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