北海道Tour19#13
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9:55、道の駅発。あっという間にもう10時だ。
ところどころ裏道はあっても既に大体通って雰囲気はわかっているし、時間もやや押し気味なので、今日は国道40をそのまま咲来へ。
基本的には天塩川を下る方向なので谷間も下り基調なはずなんだが、道は川沿いではなく、恩根内の先で一見意味が無い40〜80m単位のアップダウンが続く。内陸を通っているのは何か理由があるとは思うものの、これがややしんどい。
一応曲がりなりにも道北随一の幹線国道である。車の量も許容範囲ながら、仁宇布周辺の道道49や60よりは当然多い。
そして、何故か北上方向に通ると、向かい風に悩まされる場合が多いようにも思う。今日も、向かい風が強くなり始めている。落ちついて廻りを見回すと決して風景は悪くないのに、苦手な印象だけが残る道だ。
10:40、咲来通過。交差点から道道220へ入り、咲来峠経由で歌登へ。
北海道Tour19秋#13 2019/9/22(日)仁宇布→仁宇布 北海道中川郡音威子府村咲来 国道275・道道220 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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取付で北見団体(という地名)の台地へ乗り上げると、今までの向かい風はやや追い風に変わり、大きめの雲がびゅんびゅん動いて空の中に陽差しが現れ始めた。
道道220は、咲来峠へ次第に高度を上げてゆく。
夏に白い花が印象的な道沿いのソバ畑は、今回あちこちで眺めてきたソバ畑同様、やや褐色の枯れかけた茎だけが放置されてくちゃくちゃ、やや貧相になっていた。
日が当たるとそこそこぽかぽかではあるものの、谷間が狭くなると共に雲が増え始めた。そして陽差しが翳ると、風が強くなって一気に寒くなり始めた。流石道北も北部に差し掛かる歌登の手前、日中でもこんなに寒いのだ。
北海道Tour19秋#13 2019/9/22(日)仁宇布→仁宇布 北海道枝幸郡枝幸町本幌別 道道220 咲来峠 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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咲来峠でも、茂みの葉の色があまりに秋っぽい。昨日の朱鞠内湖岸辺りより明らかに茂みが秋っぽく、ちょっと驚かされた程である。
峠の歌登側で、オホーツク方面へ緩やかに下ってゆく森をしばし眺めていると、やっと晴れてきた。しかしまだ低い雲は多く、空の中をどんどん動いていた。
峠下からしばし森が続いた後に牧草地が現れ、本幌別からはずっと牧草地に道が続く。緩下りでも追い風アシストのため快調快調。
北海道Tour19秋#13 2019/9/22(日)仁宇布→仁宇布 北海道枝幸郡枝幸町本幌別 道道220 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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本幌別には確か自販機があった、かもしれない。道道220の集落バイパス新道から伺う本幌別の集落には、自販機のようなものは無さそうにも見えた。毎回そんなことを考えているような気もする。とにかく今日のところは、下りの勢いに乗じて通過してしまう。
北海道Tour19秋#13 2019/9/22(日)仁宇布→仁宇布 北海道枝幸郡枝幸町本幌別 道道220 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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本幌別から歌登まで16km、標高差はたかだか100m。かなり緩い下りではあるものの、峠から歌登までほとんど登り返しが無い。服の中の温度を上げるため、下り斜度で足りない分少し脚を回すので、尚更である。
本幌別の手前から、やっと雲が少なくなり始めた。現れた陽差しは、一気に眩しく肌にちりちり厳しい。気温は低いのに。峠の森はあんなに秋っぽかったのに、陽差しに照らされて透けた牧草地の草色が、まだまだ輝くように鮮やかだ。
一方、低山の森は峠と同じく、そして一昨日眺めた国道275や昨日のサンル牧場辺りより、確実に進んでいる。のんびり進みつつも、いつの間にか確実に北上しているのだ。
北海道Tour19秋#13 2019/9/22(日)仁宇布→仁宇布 北海道枝幸郡枝幸町本幌別 道道220 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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12:10、歌登着。道の駅びふか出発段階ではやや押し気味の進行にこの先がやや危ぶまれたものの、歌登に着いてみれば目出度くお昼時。道道220での追い風アシストが効いている。ここらで落ちついて飯でも食う頃合いだ。
セイコーマートのHotchef待機メンバーは、カツ丼がいくつか、豚丼は無し。Hotchefに最初にカンゲキしたのがカツ丼だったので、有り難くカツ丼を頂くことにした。パック野菜なども同じく買い込み、軒下に座り込んでむしゃむしゃと食べるのは昨日と同じ。夏と違って、立ち寄る車は少なく虫も来ない。もちろん頼みもしないのに話しかけてくる、ハエや籔蚊よりうるさい自称旅人もいない。静かにのんびりと落ちついてお昼をいただける。
落ちついて考えてみると、今この時間歌登で昼食ということは、この先仁宇布まで夏と全く同じ経路で、夏より1時間弱ぐらい進行が遅い。過去には歌登発14時台で下川18時終着、15時台発で18時過ぎファームイントント終着だった年もあったが、近年は上徳志別から仁宇布までの深い内陸の森に怖いような圧迫を感じ、あまり遅くならないようにしているのだ。今日はいつもより1時間弱遅いのが、途中の雰囲気にどう影響するか。まあ仁宇布には暗くなる前に着けるとは思うのだが。
記 2020/2/2
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