帰路は福見、早崎、蕨と脚取りが早いように感じられた。しかし一方、17時までに予定コースの全部はもう回れないだろうとも思っていた。このため基本方針として、久賀湾西岸の深浦から浜泊、細石流までのピストン往復区間を、16時になった段階で折り返すことを決めておく。
蕨からは再び県道167、往路と別の新道へ。新道と言っても幅4mちょっとの細道なのだった。
久賀湾沿いもそのまま県道167で南下し、湾の西岸へ。
往路に眺めた山裾懐の大開周回は、残念ながらもう省略せざるを得ない。
久賀から海岸沿いを北上すると、道は途中の永里から目立って幅が細くなり、海岸際から高度を上げて岸の森に続いた。
時々久賀湾の向こうの東岸に、さっき通った県道167が見えたりした。
竹山から路面はコンクリート舗装に替わり、猪ノ木への分岐先で一旦岬越えとなる。もうこの辺りで、区切りの良い場所で折り返そうという気分になっていた。
15:55、ちょうど深浦の集落に到着。16時まであと5分あるものの、5分進んでもうどうなるものでもない。
ひっそりした集落の一番北、浜泊への、更に細道で激登り返しの前で折り返すことにした。
帰りは湾沿いの久賀ではなく、内陸の猪ノ木経由とした。
コンクリート舗装にアスファルトを垂らしたような余り見かけない舗装の道を、山間の森から集落へ。
盆地の縁を越え、久賀上手の田んぼの中で再び県道167に合流。
田んぼがそろそろ夕方の赤い色に染まり始め、ウスバキトンボが飛び交っていた。
記 2019/6/16
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