13:05 福江発。4/27に福江に着いてはいても、福江の市街地から走り始めるのは初めてだ。何だか不思議に新鮮な気分である。
福江島の横断は県道27へ。初日に林道の猪掛峠を越えているので、今日は現県道の猪掛トンネルでいいかなとも思ったものの、福江郊外だと県道27の交通量がやはり耐え難いほど多い。それに猪掛トンネルの新道との標高差はたった50mぐらい。というわけで、猪掛峠への林道へ分岐。
木漏れ日の静かな路上に、透明な羽のカワトンボがひらひら、黒に黄色い模様が目立つサナエトンボもびゅんと飛び回っていた。曲がり角の草花には、黒系アゲハ、アサギマダラ、タテハチョウなどが飛び、森の中からウグイス、ホトトギスの声が響き渡るのも初日と同じ。
斜度緩々の楽しい道だ。3度目があったら、多分またこちらに来るだろう。
下りもブレーキをあまりかけないぐらいで下れる、細道の程良い斜度でくねくね徒然に。
初日に大曲へ分岐した雨通宿で、今日は県道27へ。
再び谷間を登り始めた県道27に、下りじゃないのかと川の流れ方向を確認しても、間違いなく登りである。岐宿の盆地へはもう一山あるのだった。
山間にやや開けた谷間の後、5〜6%位のゆるっとした登りでそう高くない丘を越え、今度こそ岐宿の広い盆地の中へ。
お昼過ぎの眩しい光の中、山に囲まれて畑が拡がる盆地の中心八蔵木場で、県道27と県道31がそれぞれ一直線に直行していた。全く海の香りがしない、内陸ならではの風景だ。普段のツーリングならこういう所にコンビニがあるのだが、等と思いながら目に付いた自販機でとりあえず休憩しておく。そう言えば、今回のツーリングではまだ福江周辺でしかコンビニを見かけていない。
八蔵木場から再び盆地の西側縁へ、80m程登り返しが始まった。普通に県道っぽい幅の道は、車は殆ど来ないのがありがたい。
七ッ岳登山口を過ぎると道が下り初めた。そういえば北側に、つんととんがった山が見える。あれが七ッ岳か。
狭い谷間の下りが落ちつき、次第に拡がって行く手に山が無くなって川幅が拡がり、福江島西岸が姿を現した。
記 2019/6/15
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