五島列島Tour19#5
2019/5/1(水)
小値賀島1 笛吹郷→前方郷-3

笛吹郷→黒島→斑島 (以上#5小値賀島1-1)
→浜津郷→中村郷
(以上#5小値賀島1-2)
→前方郷→小値賀空港
(以下#5小値賀島1-4) →唐見崎→前方郷
43km ルートラボ

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 初日の島巡りも後半である。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 しばらく続いた森の中から外に出てみると、薄日が射し始めて辺りが明るくなってきていた。3日間、待ち望んでいた日差しである。
 まだ15:20。小値賀島初日のコースとしては、もう宿へ向かうパートが残っているだけだし、そろそろGPSの画面に、2日目予定コースのトラックが現れていた。

 農村と畑を行き来しつつ柳郷から中村郷へ。途中、こども園、中学校、高校が桜並木沿いに建つ、小値賀島の文教地区を経由。

 中村郷の途中で明日予定コースのGPSトラックに、唐突にコースを切り替える。

 裏道ばかり右往左往するようなコースだが、切替という行為には何かを操作しているような気分の良さがある。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 船瀬で南岸の海岸線に出て、2日目の目玉だった小値賀空港へ。

 

 あまり考えずに描いたトラックは、運動公園みたいな場所の外側を経由し、小値賀島南東の半島を横断する桜並木の1本道へ続いた。

 山裾の丘を愚直なまでに一直線で乗り上げて海岸近くに降りる、大変直截な1本道である。或いは空港アクセス用途で作られた道なのかもしれない。2006年まで中通島同様ORCの定期便が来ていた小値賀空港、地元の期待は高かったことだろう。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 現在空港は休止中であり、全く車が来ない道の見事な一直線っぷりが夢の跡のようだ。桜並木の新緑が、ますます瑞々しく見える。

 山裾から下った道が田圃、続いて牧草地の中へ。茂みの向こうがそろそろだなと思っていると、順当に小値賀空港のフェンスが現れた。やや狭い滑走路は多少草生しているものの、しかし小型機なら今すぐ使えそうである。中通島も含めて定期便、あると便利なんだけどな。

 GPSトラックは、空港手前側の道と、滑走路をくぐって海岸へ出る道だけ行き止まりになっている。そこまでしか道を拾えなかったのだ。しかし空撮では、空港周囲を通路っぽい幅と色のエリアが囲んでいるのが認められ、現地では問題無く通れるかもしれないと思っていた。
 まずは空港のフェンス際の犬走り的通路を南岸へ。すると、滑走路のフェンスと防波堤の間にコンクリート舗装の通路が続いていた。この時点で、これは全周大丈夫なのかもしれないと思った。
 南岸の通路をそのまま進み、南東の角で少し海を眺めてみる。すっかり雲が去ってしまって真っ青な空の下、赤みを帯び始めた強い日差しが海、島々を明るく眩しく照らしていた。明るい濃紺の海上、緑の森と赤茶色の岩の野崎島が切り立って、比較的間近に浮かんでいる。野崎島の向こうに中通島も、ややシルエット気味ではあるものの意外な程近くに見える。

五島列島Tour19#5 2019/5/1(水) 小値賀島-1 笛吹港→前方郷 長崎県北松浦郡小値賀町前方郷殿崎 小値賀空港南岸 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 島までの距離は近くても、その間に海が、やはり立ちはだかっている。海は日差しの中で明るく明快な濃紺で、見るからに粘性高く力強く、引き込まれそうな畏れ多さが感じられた。思えば自転車なんて道が無いとどうにもならないし塩分で錆びるし、人間なんて寒かったり暑かったり脚の下に地面が無いだけでどうにもならなくなってしまうのだ。

五島列島Tour19#5 2019/5/1(水) 小値賀島-1 笛吹港→前方郷 長崎県北松浦郡小値賀町前方郷殿崎 小値賀空港東岸 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 そのまま次は東岸へ。滑走路の長辺に沿った通路が先の方で行き止まりになっても、滑走路の下のトンネルをくぐって戻れそうなのは、さっき空港手前で確認済みだ。しかしここまで通路で来れた以上、メンテナンスの観点からも、ぐるっと1周できるように造られているに違いない。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 海岸にせり出した草地に、猟師さんか誰かの軽自動車が停まっていた。相変わらず野崎島は、正面一杯に構えるように大きく見えていた。日差しに照らされた空も緑も海も岩も、鮮やかで軽やかだ。しかし防波堤の外の岸辺、不自然なほど黒っぽい色の大きな火山岩の中に、数多くの漂着ゴミが溜まっていた。鮮やかな明るい色の海と岸辺の黒い石中で、尚更白っぽい発泡スチロールやプラスチック、ビニールなどの質感が目立つ。掃除する人がいないと、海岸は漂着ゴミで一杯になってしまうのだと思った。

五島列島Tour19#5 2019/5/1(水) 小値賀島-1 笛吹港→前方郷 長崎県北松浦郡小値賀町前方郷殿崎 小値賀空港北岸 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 その次は北海岸で今日の宿の民宿愛宕がある漁港、その先の唐見崎の半島を見渡し、結局全く問題無く小値賀空港を周回することができたのだった。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

記 2019/6/2

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Last Update 2019/7/7
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