北海道Tour18#4
2018/8/12(日)札友内→生田原-3

津別から道道27経由で開成峠へ 赤は本日の経路

札友内→津別峠 (以上#4-1)
→津別峠展望台→津別
(以上#4-2)
→留辺蘂
(以下#4-4) →生田原 128km RIDE WITH GPS

3年振りの津別峠は霧の中 PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW

 11:20、食べ終わって店の外に出ると、空が急に晴れ始めていて、今までにも増して暑さを感じ始めた。というよりかなり暑い。
 次は携帯食と野菜やビタミン、ヨーグルトなどを食べるためにセイコーマートへ。お昼時のためか、セイコーマートもかなり混んでいた。2014年に初めて出会ったツーリング少年の店員さんはまだバイトしているだろうか、再会できたらと思っていたが、それっぽい店員さんはいなかった。最後に会ったのがもう2年前なので、もうバイト先は変わったかもしれないし、そもそもあの時高校生なら、就職するにしても進学するにしても、もう津別を離れていてもおかしくない。
 外へ出てパック野菜を食べるうち、というより西洋軒を出た段階から、急に眠くなっていた。町立のビジターセンターへ行き、アイスコーヒーを注文して席で少し居眠りすることにした。
 気が付くと15分が経っていて、頭も大分すっきりした。暑さか、或いは昨日夜更かししたせいかもしれない。

 長居してしまった。12:05、津別発。

 今日は津別峠が通れた代わりに、チミケップ湖方面は道道494が通行止めになっている。Web道路情報によるとチミケップ湖手前の鹿鳴の滝辺りに通行止印が付いていて、「落石の危険」とのこと。確かにその辺に断崖に面した場所があった。その場所なら、何も通行止めの時じゃなくても落石ぐらいはよく転がっている。そのまま行ってみたらするする通れるかもしれないとは思う。しかし、通行止めになっていて車が通らないと、何だか熊が出そうな気もする。
 天気予報は再び曇り基調に変わりつつある。雨は降らないと思うが、津別でこれだとチミケップ湖は多分厚めの曇りだろう。過去何度もこういうパターンを経験していて、さすがに私もそれぐらいの学習能力はある。時間はあるものの、今日はチミケップ湖の北、最上の谷間から開成峠を越えて北見へ向かう、道道27へ向かうことにした。

 比較的狭めの、かと言って急に山々が迫ってくる訳でもない、のんびりと北見地方の田舎らしい緩めの谷間が開成峠まで14km。津別から北見へ直接向かう道とは言え、交通量は時々遅い車を先頭にして何台かやって来る程度。毛嫌いするほどではない。

 天気は次第に晴れ基調に向かっているような気もする程度に終始晴れたり曇ったり。暑いなと思い始めると、良い具合に雲が日差しを隠してくれていた。

 標高差はたかだか140m。峠という名前が付いていなければ、峠じゃないんだろうと納得できる程度の丘越えだ。それでも斜度は少しづつ、開成峠へ向かって段階的に上がってゆく。開成峠の手前では、チミケップ湖への道道682の分岐が見えた。ここからダート含みで9.7km走ればチミケップ湖である。片道1時間強、滞在時間も含めて往復で3時間見ておくとのんびりできるだろう。そこまで時間は掛からないかもしれないが、今13時前だからやはり戻って来て16時、いやもう少し早くて15時半。そこから生田原へ向かって、今日の宿には18時半着。何とかなる。
 まあでも、山間は曇りかもしれない。そこまで必死になって行くような状況ではないだろうな。と思ってしまうほど、ここ数年チミケップ湖では曇りが続いているのであった。

開成峠から開成橋経由で東相内へ 赤は本日の経路

 峠まで最後の登りは直登に近い線形で、流石に汗が噴き出してきた。13:10、開成峠着。

 峠からは一気に快調なペースで谷間の畑を下ってゆく。特に北見側では交通量が多く埃っぽい印象があったこの道道27、しかしながら、実際に通ってみると津別側と同じく嫌うような道じゃない。むしろ今日はだんだん晴れてきていて、北見盆地の谷筋っぽい穏やかな雰囲気の畑が好ましくすらある。

 

 と思ううちに、前方に北見市街が見えてきた。え、下りだとこんなに近かったのか、と地形図を見直すと、やはり意外な程近い。13:25、開成橋着。まさか開成峠から北見市街の南端まで15分で着くとは思っていなかった。そういえば、この道を自転車で通るのも10年振りである。とはいえ、2年前にはタク輪で、チミケップ湖から開成峠経由で北見へ僅か40分で着けていることも思い出した。逆方向、登り&向かい風でこの道を通って予想外に時間が掛かった時のトラウマが強いのかもしれない。しかしそういう印象は強いものの、それがいつなのかははっきりと思い出すことができない。
 こんなに北見が近いのなら、やはりさっきはチミケップ湖に行った方が良かったかもしれない、等と思ったりもした。まあでもやはり山間は曇りかもしれないし、津別側の通行止めを含めて、今回も縁が無かった、と思うことにしよう。

 製材工場の脇から、町外れの畑の中を抜け、訓子府川縁の自転車道へ。

開成橋から東相内経由で留辺蘂へ 赤は本日の経路

 国道35までなんだかんだと道を乗り換える間に時間が掛かり、更に国道35沿いのセイコーマートで小休止。

北見郊外 畑に防風林に青空 やっと夏らしくなってきた PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW

 14:10、東相内発。天気は再び曇り基調に変わりつつあった。しかし、北見盆地はさすがにかなり暑い。更にこの道毎度の強向かい風で脚が重い。そして幹線道路のため、大型車がすぐ脇を高速で、大音響とともに通り過ぎてゆく。

 相内から先はやや交通量も減るものの、北見から続いていた片側2車線の道幅が相内の先で1車線となり、結局車の密度としてはあまり変わらないのだった。

 例え道幅が広くても、自分の身体と一体感のある空間が自分の周囲2〜30cmぐらいだけ。その外側はもう車が高速で走りすぎてゆく路上空間なのである。何となくそんなことを身体が感じていて、緊張するとともに自然に思考も内向きになる。こんな道でももう30年近く前、凄い強追い風に飛ばされるように、確か北見から留辺蘂まで20kmを40分で走れてしまったことを思い出し、その頃はまだ賑やかだった留辺蘂YHの事なども思い出しながら、前方に少しづつ近づいてくる留辺蘂手前の小山を眺めて脚を回す。

 留辺蘂手前の陸橋を渡って再び踏切を渡り、石北本線を挟んで国道と反対側の旧市街へ。何なら最初からこちらに道があればいいのにと、少し恨めしい。まあ、国道の登って下って位でストレスを感じていては商売上がったりではある。15:05、留辺蘂セイコーマート着。

 

 ここまでで汗がかなり出ていて、店内の冷房が快適で仕方無い。明らかに気温が高い。気温10℃台の道東ではこういうことは無かった。しかし干上がるように暑くて熱中症の不安がある、という程ではないので、多分20℃台後半の後半ぐらいなのかもしれない。これしきで暑くて仕方無いとは、つくづく自分は気温に弱いと思う。

 どうせHotchef無しのセイコーマートは生田原にもある。それでもわざわざ地図など見直してみて多少休憩し、15:25、留辺蘂セイコーマート発。

記 2019/1/14

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Last Update 2020/3/17
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