北海道Tour18#4
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札友内→津別峠
(以上#4-1)
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北海道川上郡弟子屈町ウランコシ 道道588 津別峠 北海道Tour18#4 2018/8/12(日)札友内→生田原 - Spherical Image - RICOH THETA
8:10、津別峠着。標高756m。
特に立ち止まること無くギヤをインナーローに入れ、もうそのまま展望台までのふるさと林道区間へ脚を進めてしまう。
さすがは林道、道道区間より斜度がぐっと上がって軽く10%以上、もはや時速5km/h台。しかし風景は屈斜路湖側とは一変、堂々と風格有る木々の向こうに、津別側の山々が見渡せるようになっていた。風も明らかに、更に涼しくなっている。
北海道網走郡津別町上里 津別峠下道道588・林道上里線分岐 北海道Tour18#4 2018/8/12(日)札友内→生田原 - Spherical Image - RICOH THETA |
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尾根を巻いて道の向きが変わり、稜線まで森の中を直登。下ってくる車に乗じて脚を停めて汗を拭く。ゆっくり登れば越えられない峠は無いのだ、という実感が嬉しい。津別峠、やはりいい峠である。
8:40、津別峠展望台着。
3年振りの展望台は、果たして東側がほぼ雲の中。屈斜路湖も知床山脈も真っ白な雲の向こうにある筈なのだが、いかんせん何がどこだか全くわからない。近年は雲海で売り出している津別峠展望台、雲のお陰で有名になったのだから、これが有るべき姿なのかもしれない。
北海道川上郡弟子屈町ウランコシ 津別峠展望台 北海道Tour18#4 2018/8/12(日)札友内→生田原 - Spherical Image - RICOH THETA |
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西の津別側は全く雲がなく、やや霞み気味ではあるもののまあまあ眺めは悪くない。一昨年秋、望遠ズームを買ったときに既に、ここ津別峠展望台で使ってみたいと思っていた。他にも開陽台をはじめイメージしていた場所はあって、片っ端から潰し中である。そんな場所のひとつだった津別峠に、この重い望遠ズームを問題無く持って来れたことが大変有り難い。多少の雲に惑わされること無く、見える範囲で存分に心置きなく使わせていただくことにする。
車でやってきた夫婦や家族連れが時々やってきて入れ替わり、その間展望台でのノルマは一通り済ませることができたような気になった。折角展望台に来たので、久しぶりに建物の中で少し居眠りしてみたくなるものの、まだ全く眠くない。昨日走っていないからだろうと思う。まあ、少しセイコーマートのクロワッサンでも食べるとするか。
50分ぐらいいて、そろそろ退散しようと思って再び展望台に登ると、何とやっと雲が少し晴れ始めていて、山々の背中ぐらいは見え始めてきた。神様の足留めか、と少し可笑しくなったが、やはりここは見えるものを後悔することが無いように見ておかねば。
北海道川上郡弟子屈町ウランコシ 津別峠展望台 北海道Tour18#4 2018/8/12(日)札友内→生田原 - Spherical Image - RICOH THETA |
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再び雲が屈斜路湖側の下界を覆い尽くしたところで展望台を降りることにした。9:50、津別峠発。
林道上里線から津別峠で再び道道588へ。
山腹のトラバースから斜面の急降下へ、津別方面へ下る間、2段階ぐらいに分けてぐっと気温が上がった。
上里の森から牧草地、そして次第に谷間が拡がって畑の中へと道道533は下ってゆく。
津別峠が3年振りだから、この道を自転車で通るのも3年振り。という理由だけでなく、のんびり楽しい田舎道である。
上里、美都、豊永へ下り基調でどんどん進むとともに、気温はどんどん上がっていった。もう全然涼しくない。根釧台地の寒さが別世界のようだ。
いや、津別側の暑さが別世界なのもこの道毎度の事だし天気予報の通りでもある。全然不思議じゃなくて当たり前のことだ。
10:55、津別着。
2年前鱒やの橘さんに連れてきていただいた西洋軒を、是非とも再訪したいと思っていた。今はお昼前、タイミングとしては申し分無い。
通りの1本裏手、狙い定めた記憶通りの場所に、西洋軒は簡単に見つかった。私が入ったのは11時の開店とほぼ同時だったようで、塩チャーシュー麺を注文してトイレで用を足して出てきたら、その僅か2〜3分の間に店内は一杯になっていてびっくり。更に私が食べ始める頃には、お客さんが外で待つほどの事態となっていた。地元の人間でもないのに、かなり絶妙なタイミングで西洋軒に再訪できたことになる。絶品の塩チャーシュー麺を食べることができたことも含め、津別峠の神様のプレゼントかもしれない。
記 2019/1/14
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