四国Tour17#1 2017/5/1
高知龍馬空港→小松-1

高知空港→土佐山田→土佐山
(以下#1-2) →川口→大仲間
(以下#1-3) →郷の峰峠→小松

83km ルートラボ

山も川も緑 汗ばむ陽気と涼しい木陰 これだから5月ツーリングはいい RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 9:35、高知龍馬空港着、荷物を受け取ると9:55。いくら5時台に家を出ても到着はどうしても10時前だが、これは仕方無い。

土佐龍馬空港から土佐山田経由で宍崎へ 赤は本日の経路

 自転車を組立て、10:25、高知空港発。
 空は天気予報通りの晴れ。微風がからっと涼しく、緑が少ない空港でも明るい日差しに新緑が鮮やかでうきうきする。5月の緑と明るさには、何か心をかき立てるものがあると思う。
 やや広めの空港取付道路では、信号待ちの車が数台連なっている。こちらは早々に細い脇道から用水路沿いに北へ向かう1本道へ。農道を舗装しただけのようなこの道は、少し北で県道31となり、土佐山田を経由して高知平野北部の谷間へ続いてゆく。空港から山間までの平穏な道を探していたら、すっと一直線に北へ向かう道が目に着き、GPSトラックに組み込んだのだ。近年はこの方法で平地の幹線道路をしばらく走るということがとても少なくなり、非常に助かっている。

 

 細道を北上してゆくと、田んぼや草むら、集落の緑が道と一体化しているように近く、その色が高知空港より遙かに明るく軽やかに感じられるのが大変嬉しい。
 空港近くの平野部だというのに、四国特有の、田んぼや農家敷地を囲む石垣があちこちに目立つ。水が張られてはいるものの、まだ田植えが済んでいない田んぼからは、蛙の声が賑やかだ。サナエトンボの姿も見られる。もう10時過ぎ、追い風気味の風はからっと爽やかだが、日差しはやや暑く、自分は今ツーリングに来ているのだと実感する。
 細道は高知東部自動車道をくぐり、国道55と交叉で通過。次第に幅が拡がって、普通のローカル県道風の表情になっていった。ただ、車はと言えば乗用車や軽トラがのんびり通るばかり。のんびりと緩めの良い道だ。

 高知空港から土佐山田までは1/5万地形図縦半分未満。意外に早く北側の山々が近づいてきた。
 土佐山田で10mぐらいの低い大地に乗り上げると、周りは住宅地に入ったのか、明らかに住宅の密度が増した。家並みには、昭和の木造民家が高度経済成長もバブルも経由せずに時を経たような、落ち着いた伝統在来工法の民家が目立つ。住宅メーカーや新建材より、地元の大工さんが作る方が安い土地柄なのかもしれない。土讃本線を渡るとそんな住宅地が町中に変わり、セブンイレブンを発見。食材や水を補給し、11:00、土佐山田発。

 町中を出て、県道31はやや交通量が増えてきた。ここでも県道31をショートカットするような経路をGPSトラックで組んである。

 何となく選んでつなげた細道は、初っぱなからしてダートだったり、路面が舗装に戻ってからも畑や田んぼの中で心配なぐらいに細くなったり、土手へ登って川を渡ったり。かなりのんびりと開放感のある道だ。

早くも田舎道まっただ中 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8
  久礼田 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 再び近づいてきた県道31の北側、久礼田の集落で道沿いに自販機を発見。これから向かう山間区間に向けて少し脚を停めてみる。自転車を停めたところで、販売機が「合田鮮魚店」という店に立っていることに気が付いた。もしやと思って店に尋ねると、やはりじゃこ天を売っていたので、有り難く仕入れておく。

 久札田西からおもむろに県道33の谷間へ。まずは本日1発目、標高400mの峠越えだ。

宍崎から県道33経由で土佐山へ 赤は本日の経路
 

 宍崎でほんの数百mぐらい重複する国道32は北側の山中へ去ってゆき、西へ向かうこちらの谷間は比較的静かになった。すぐに谷が狭くなり、片側1車線ずつの道巾は1車線に替わった。脚にも次第に坂の抵抗を感じ始め、フロントをセンターに入れてのんびり進むことにする。

 今日はどうせ10時発なので、というより今回の四国では全体的に余裕をみた行程にしてあるので、気分は楽だ。いつものように余裕の無い行程に胃を痛めながら、ノンストップで進まなくてもいいし、もうそんな走り方はできない。

奈路から離陸開始 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 奈路で谷底から斜面へと道が折り返すと、道幅は更に細くなり、もはや単なる集落の細道となった。斜度も上がって汗が出始めたが、いや、まだまだ風は優しい。明るい緑を眺めながら夏はこんなもんじゃないよと思う。それに斜度はせいぜい7%止りだ。

 集落から杉の森へ入ると周りは涼しく、小さな沢の脇では更にひんやりとした空気が有り難い。沢の風が有り難い季節になった、と思う。

 登り途中の細道には、田野々、中谷、上倉と、農家や畑の手入れが行き届いて全体的に小綺麗な集落と、森が峠まで断続した。

 農家の庭先には、この季節らしく、鯉幟も目立つ。大きなものを一発揚げる家、庭一杯に小さな鯉幟を沢山揚げる家。子供の成長への大きな希望、美しい農村の平和な家庭、新緑に包まれた日本の5月が存分に感じられる。住んで暮らすことにはいろいろあるのだとも思うが、ツーリングには来て良かったとつくづく思う。

 峠の下り側でも、蟹越・竹崎・土居と、渓谷に集落と森が断続。

  川戸でお昼 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 大分下った川戸の道端、落ち着けそうなやや広い木陰で少し休憩することにした。
 やや放置気味っぽい廃校を川の向こうに眺めながら、コンビニおにぎりとさっき買ったじゃこ天をここで食べておく。じゃこ天はごぼう入り、素朴でなかなか美味しい。

 もうお昼。日なたはやや暑いが木陰は涼しい。風がどこかからカジカの声を運んできてくれている。

 下ってくるに連れ川幅は拡がっていたが、その透明度はなかなかで、カワトンボやサナエトンボも路上にしばしば登場。

 50歳を越えても田舎道はステキなのである。

うきうきする5月の新緑 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

記 2017/5/21

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Last Update 2017/7/8
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