高知空港→土佐山田→土佐山
(以上#1-1)
→川口→大仲間
(以下#1-3)
→郷の峰峠→小松
83km
RIDE WITH GPS
12:35、土佐山発。
もと村役場がある土佐山からも谷間自体はどんどん下ってゆくのだが、途中の奈路から県道33は貯水池の土佐鏡湖へ向けて軽く登り返しとなる。
湖を乗り越え川口へ急降下すると、標高はもはや10m台。さっき400m以上まで登ったのに、今度は740mまでまた登り返しだ。まあ良かれと思ってそういうコースを組んでしまっているのだし、時間はたっぷりある。
川口からは県道6で郷の峰峠へ。
山間の町はすぐに終り、県道6は丁寧に手入れされた農村や畑と森が断続する渓谷の田舎道となった。
こういう道をのんびり走りたくて、四国へやってきたのだのと、また思わせられる。
14:00、湧き水を見つけて小休止。朝から意外に道端の湧き水が多い。集落が続くので自販機にも困らない。そして車は少ないが皆無というわけでもない。山間の美しい風景を眺めながら、人里でのんびり落ち着いてツーリング、いや、旅ができる道。そして宿は(私の知る範囲では)お遍路さん対応のためか一人旅に優しい。四国、まさにツーリング天国である。
こちらの谷間はさっきより周囲の山が高く、峠へ向かってやはり終始5〜7%止まりの斜度で高度を上げてゆく。
そして最後まで集落と森は断続した。
白岩、谷口、トキト、それ以降の数々の集落には、少々空屋や休耕田畑もみられるものの、最後まで美しい集落が続いた。
そして斜度が緩い代わりに、時々つづら折れが登場するのも、さっきの県道33と似た傾向だ。
トキト、トチガナロ、コオナロとカタカナの集落もみられるのが、高知や愛媛の特徴かもしれない。
のんびり登って15時を過ぎるとピーク部分も間近、日差しはやや傾き色は赤味を帯び、その日差しで新緑は、透けるような光り輝くような色に変わり始めていた。
記 2017/5/21