北海道Tour17#5
2017/8/13(日)札友内→生田原-3

札友内→美幌峠 (以上#5-1)
→美幌→北見
(以上#5-2)
→瑠辺蘂→生田原  124km ルートラボ

やっぱり捕まった午後の雨 霞む金華峠手前の谷間 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8 北見から留辺蘂経由で生田原へ 赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路
 

 石北本線が地下を通る石北大通りをのんびりと西へ。
 石北大通りは1本の大きな通りというより、札幌の大通公園のような線状に続く公園とその両側の車道の総称である。公園部分には豊かな緑が遊歩道を囲んでいて、市街地の中の柔らかい存在感が町の表情を和らげていると思う。

 ただ緑の木々は、ここまで通ってきた牧草地や山中の森と樹種は似ていても、一言で言えば完全に市街地にある緑である。それは計根別辺りの元駅舎周りを整備した、牧草地や森の中の公園にある緑とも違う。根本的に整然とお行儀のいい雰囲気なのだ。

 

 石北本線が地上に出て、その後もしばし続いた石北大通り沿いの道も終わり、GPSトラックは極力住宅地の中で段階的に北上してゆく。妙に20km/h以上がしんどいと思ったら、風向きがいつの間にかじわっという感じの向かい風に変わっていた。

 11:00、道道261沿いのセイコーマートで小休止。市街地では道が細くて分節的で、明らかにツーリング進行が滞っている。そういう停滞感に自分の時間感覚が引っ張られ、その必要は無いのについ何かとだらだらしがちだ。出発してから水を仕入れなければならなかったのを思い出す始末で、11:30、ようやく出発。

 相内までは、国道38を避ける悪あがき裏道トラック区間である。しかし準備しておいたGPSトラックは時々、というより相内周辺に至っては半分以上ダートだった。用水の脇から畦道崩れみたいな道へ入り込み、裏道にも程がある等と思ったりする。

 こんな裏道をのんびりとしている自分がなんだか可笑しくなる。国道38じゃなくてこの道なのだ、と狙い定めて描いたGPSトラックが、観光的にはこんな地味な場所のこんなに地味な道なのである。毎年楽しみにしている北海道で、今年の夏休みの1分1秒が、畑から住宅地へ、北見駅の裏、そして住宅地から畑まっただ中のこんなに地味な細道で過ぎてゆく。

 でも、これがまさしく今年の旅なのだ。そう思えば意外に楽しくもなってくる。それに、天気予報の15時のエリアは昨日からずっと雨になっている。ということは早ければ13時半から雨ということだ。それなら終着はもう2時間も走れば着いてしまう生田原がいい。

 だから、こののんびりペースでいいのだ。

 留辺蘂手前で、辺りが見事に薄暗くなった。のみならず、向こうの山が嫌な感じで霞んでいる。と気が付いて間もなく、やや粒の大きなにわか雨が降り始めた。時刻はもう12時過ぎ。なるほど、見事に天気予報通りの展開だ。

 12:40、留辺蘂着。いつも通る国道38沿いではなく、駅北側の町中に建つセイコーマートへ昼食兼避難。こんな町中にセイコーマートがあるのかと思ったが、確か1990年代にここには訪れているような気もする。留辺蘂には石北本線の南北にセイコーマートがあるのだ。
 13:15、雨が上がったのを見計らって留辺蘂発。

留辺蘂から金華峠経由で生田原へ 赤は本日の経路

 国道242に進み登りが始まると、空は一気に薄暗くなり、再び空気中に水滴が感じられ始めた。明らかにちょっと標高が上がっただけで、曇りが雨に変わったのだと思えた。

 

 金華の手前で水滴の密度が上がってきたので、あまり強い雨にならないだろうという希望的観測と共に、たまたま道端に現れたカーブ溜まりのような空間に自転車を停め、雨具を上だけ着た。路面は既に濡れていたし、座って落ちついて下の雨具を履けるようなガードレール的な物が無かったのだ。
 しかしその後、結局生田原まで雨は弱まることは無く、金華峠を越えると更に雨は強まり、大雨となった。そしてその間遂に国道脇に雨具を着るような場所は無く、つくづく面倒臭がらずに下も履けば良かったと後悔した。

 雨具上着や帽子のつばから水滴ぼたぼた状態で、14:10、生田原セイコーマート着。雨具を脱いで軒先で一休み、暖かい缶コーヒーが身体と気分を和らげてくれる。それほど身体が冷えていた。少し雨が弱くなったタイミングを見計らい、14:25、ホテルノースキング着。

札友内から美幌峠経由でホテルノースキングへ 赤は本日の経路
 

 初めて泊まるホテルノースキングは、近年私が道北で泊まる各所のかんぽの宿っぽいホテルだ。特に真新しいというわけではないものの、全体的に小綺麗で施設に全く不足は無い。駅に凄く近いのも、翌日雨とかでも輪行しやすく、今回についてはとても有り難い。
 折しも明日の天気予報は遠軽町、滝上町、興部町で9時台と12時台が雨、下川町、名寄市、美深町で18時台雨。経由地がことごとく、ちょうど通過しそうな時刻に狙い定めて雨予報なのだ。平地や地域中心市街の予報でこれだから、私が経由するような田舎の道道沿いではどうなるかわかったものじゃない。この時点で輪行決定だった。
 そして「まあ予報だしな。もしかしたらいい方に転ぶ可能性はあるな」という気分は、全国予報の天気図で完全に打ち砕かれた。低気圧が3つぐらい、北海道、特に道北〜道東にかけて居座っているのだった。これで晴れると考える方がおかしい。

記 2017/11/16

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Last Update 2018/4/21
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