開陽→(町道北19)武佐→(道道775)東武佐→(農道)俵橋
→(道道994)中春別→(農道)別海温泉
(以上#3-1)
→(新酪農道)奥行→(道道930)上風連
→(道道121・813)奥別寒辺牛
(以上#3-2)
→(道道813)東円朱別→(道道928)上風連
→(農道・町道)西春別
(以上#3-3)
→(道道957)上多和原野→(道道13)萩野
→(農道・町道)虹別→(道道885)養老牛
(以下#3-5)
→(道道150他)俣落→(町道北19他)開陽台
→(町道北19他)開陽
202km
RIDE WITH GPS
西春別で道道957へ突き当たり、90°方向を変えて西南方面へ。
GPSに従って進む道の景色が、去年の記憶と何となく違っていることに気が付いた。そう言えば平坦な地形にかまけてGPS画面ばかりに頼って、矢臼別演習場手前からしばらく地図交換を怠っていた。
地図を交換すると、いつの間にか位置がそれなりに進んでいるのみならず、泉川の近くに来ていることに気が付いた。もう既に、去年経由していなかった正規コースへ入っているのだった。
過去にも一昨年も通っていて、結果的に202kmコース全体としては分割払いの達成状態だったこの区間。コース通しで通って、道道957は西春別から泉川にかけて掘りが深くなる谷底やアップダウンをまともに貫いていること、そして根釧台地でのエリア、すなわちこのコースのフェイズが進んだことに気が付いた。平滑な台地上に続いていたさっきまでの区間と比べて、根釧台地全体の地形も理解できるようになっている。この区間、202kmコースに載っていて訪れてみた一昨年の前に訪れたのは1999年。その後通らなくなった国道272からの、道道885方面へのショートカットでの通過だった。牧草地の奥まで入り込んで引き返し、道道13まで戻るような線形になっているため、なかなか訪れにくい道なのだ。この道道957がわざわざ組み込まれていることに、このコースの緻密さをまた感じさせられた。
最後にぐいっと台地の縁に乗り上げ、一昨年見覚えのある、牧場の間を北上する区間へ。台地縁から内側に向かって全体的に傾斜している牧草地の風景はどことなく広々と開放感があり、防風林のグリッドのリズムが程良く味を付けている。
▼動画43秒 道道957 やはり一度晴れの日に訪れたい爽やかな道
特に道道14手前数グリッドの牧草地では、地形が起伏し始めて空間に変化が出て、とても居心地がいい風景の中を走ることができる。快晴の涼しい日(そんな日があるかどうかは知らないが 笑)に、この道を走ってみたいとつくづく思う。
道道14を少し経由し、最高地点から少し下って萩野の農道へ。
▼動画33秒 道道14最高地点から根釧台地へ飛び込むような下り 爽快
防風林の中に続く登りは、このコースでの開陽台の次に大きな登りであり、ピークでは珍しく210mまで標高を上げる。
虹別へ下る途中の、眼前に養老牛、開陽へ開ける山裾の風景が楽しみだった。しかし、そちら方面の森のすぐ上は、やや薄暗い雲に覆い尽くされ、遠景は低い雲に隠れていた。当分雨が降る心配は無さそうな雰囲気ではある。しかし、台地上にかかっている雲は徹底的に低い。霧と言ってもいいかもしれない。昨日に引き続き、道道885〜150の本来の風景には出会えなさそうだと思った。まあ、低温の霧が根釧台地の夏の風物なら、これも本来の根釧台地の姿なのだ。
虹別で国道243をちょっとだけクランク、道道885へ。
一直線の道が、牧草地の中を開けた山裾へ向かってゆくこの交差点の風景は、私的に長らく弟子屈や標茶方面の、中標津出入口としての象徴的な風景である。
最近は少し西側の農道を経由することが増えたが、この景色にはやはり胸が熱くなる。
そして本コースとしても、いよいよ開陽への最後の1辺、あと30km。
次々に現れる風景も何度も訪れている親しみがあり、帰ってきたという気分になってきた。
15:05、養老牛着。ペースは大変理想的だ。順調に進めば、俣落に15時台に着けるかもしれない時間である。そして昨日とほぼ同じ時間に同じ場所にいることが何だか可笑しく、この先大好きな道道150の山裾区間が50分ぐらいで終わってしまうことが寂しい。濃いめの曇り空の下、交差点の長川商店も毎度のように単なる無人自販機スポットなのも何だか寂しく、ここまで来たらもう最後まで進むだけという気になってくる。缶コーヒーをぐいっと飲み、水をボトルに入れて、15:15、養老牛発。
記 2015/11/7
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