徳本峠小屋
(以下#2-2)
徳本峠小屋→明神橋
(以下#2-3)
→明神池→河童橋
(以下#2-4)
→上高地温泉→上高地バスターミナル
11.4km
RIDE WITH GPS
4:30に起床、辺りはもう明るくなっています。
夜明けのミッションは再び北アルプスショーの見物。山小屋を出て見上げる空は真っ青で雲一つ無く、昨日以上のすごい晴天であることが一目でわかりました。上高地に向けて期待が高まります。
刻一刻と空の色が変わり、朝陽の角度と景色の色も変わってゆくこの時間帯。フリースを着てニッカーも履いているので聞いていた0℃近くというほどの寒さは感じませんが、手袋をしていない指先はいつの間にかかじかんでいます。やはり気温はかなり低いのかもしれません。
朝陽の変化を楽しんでいるうちにあっという間に30分が過ぎ、5時半には「朝食だよー」とのスタッフの招集が。
昨夜と同じく美味しくたっぷりの朝食が終わったら、やはり早出がツーリングの鉄則。そうでなくても早めに上高地に降りる方が、上高地を楽しめそうです。早速荷物を整えて、宿の外へ。
出発の前に、昨日やり残したことがあります。「てんぼう台 45秒→」という立て札が稜線の森の上の方を指していたのを昨日見つけていたのですが、こういう看板にありがちな少なめ登り表示に警戒していたのと、昨日はそもそもいい加減1歩も登りたくなかったので、今朝登ろうということにしていたのでした。昨夜山小屋の壁に張ってあった「てんぼう台」からの写真も、昨日峠の広場から眺めた北アルプスより広い範囲が見渡せていて、期待を盛り上げるものでした。
件の看板の矢印の方向は森の中。てんぼう台らしきものは伺えませんでしたが、果たして1分もかからないうちに木立の中に大変小さな広場が登場。振り返ると、昨日山小屋で見たとおりの北アルプスが、朝陽に輝いていました。
早朝と違ってフリースは着ているし、ニッカーは履いているし、しばらく眺めていても寒くないのですが、もうすっかり朝陽は昇りきっていて、少し眺めていても景色に目立った変化は起きません。
そうこうするうちに他の登山者はみんな出発してしまっていたようで、小屋の前はすっかり人気がありません。我々も6:30、徳本峠小屋出発。
記 2014/6/16