2013/7/15 弘西林道周辺13#2
村市→鰺ヶ沢-1

村市→(県道28)津軽峠
(以下#2-2) →(県道28)林道赤石川線分岐
(以下#2-3) →(林道赤石川線)熊ノ湯温泉
(以下#2-4) →(県道190)種里→(県道191)赤石
→(県道3)鰺ヶ沢
 64.3km  RIDE WITH GPS

津軽峠の下り 晴れてきた RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 かっと鋭い夏の朝日ではなく、外が何となくぼんやり、次第に明るくなって目が覚めた。起きた時点で、既に曇りスタートであるということがわかった。エリアとしては晴れ時々曇りの予報だが、山の雲はまだ取れないないのだろう。まあいい、雨が降らなければ。

 

 朝食は6時半からだったが、6時15分には食べ始めることができた。最後の味噌汁まで全部出たのが6時半。
 昨夜は宿泊のお客さんも一杯だったようで、食べられるのを待っている朝食達が部屋一杯に置かれていた。確か以前NHKのニュースで、白神観光公社の話が紹介されていた。世界遺産指定から20年。当初の盛況も最近は落ち着き、いや、閑散となる時期が増えているとのこと。白神観光公社の3宿泊施設を利用するお客さんも減っていて、それぞれの施設では合理化を進めている、という内容の話だった。今回、この「もりのいずみグリーンパーク」でも、ここではご飯と味噌汁だけ作っていて、基本的な食事はどうもここで作っていないようだ。まあそんなことはいろいろな施設で普通に行われている話ではある。こちら的には、旅先で早朝に準備して下さる美味しい食事を腹一杯、ありがたく味わえばいいのだ。

村市から県道28経由で津軽峠へ 赤は本日の経路

 6:50、村市「もりのいずみグリーンパーク」発。

 まずは県道28で美山湖へ。初っぱなからもう弘西林道のダート区間と同じ番号の道なのだ、などと思いつつ、湖岸から暗門川沿いの谷間へ進む。

 昨夜のビールのせいでちょっとしたアップダウンですぐ汗が身体全体に滲み始めるが、昨日通ってきたブナの森は、今朝も薄暗く緑色に薄明るく、ひんやりしっとりした空気が溜まっている。汗をかいたらかいたで、その涼しさも楽しい。

 7:35、暗門大橋着。再びこの谷を去る前に「グリーンヴィレッジANMON」を表敬訪問し、缶コーヒーを飲むことにする。計画時には、宿泊施設としては西目屋側の一番奥にあるここで泊まれたら、是非とも泊まりたかった。しかし、キャンプ場かコテージを利用することになるため、去年と同じ村市「もりのいずみグリーンパーク」まで下って泊まることにしたのだ。でも実際に来てみると、ダート区間で唯一の宿泊施設という印象があったこの「グリーンヴィレッジANMON」、向こう側の陸奥岩崎からこちらに向かった昨日はもう完全に出口の外、という気もした。今朝の村市からここまで来てみると、まあ悪くない朝の田舎道でもあったし、ツーリングの行程として「もりのいずみグリーンパーク」が何か劣っていたということは全く無かった。そもそも昨日は白神ライン自体に何だかあっけらかんと肩すかしを食わされたような気もしていて、自分で来てみないと理解できていないことは多いのだった。
 「グリーンヴィレッジANMON」の、朝のキャンプ場独特の静けさと賑わいの混じった冷気の中、そんな感慨手前の回想ぐらいをぐいっと一飲みとともにやっつけて、昨日通ったばかりのダートへそのまま出発。

暗門大橋から津軽峠経由で林道赤石川線分岐へ 赤は本日の経路

 まずは昨日の逆送り。最初は緩々、そのうち斜度が上がり始め、昨日通って見覚えのある曲がり角の景色や補修工事中の現場を眺めつつ、森の中へ進む。

 しばらく8%ぐらいの登りが続いてから、尾根道区間へ。

 四兵衛森林道分岐は標高557m。昨日眺めたとおりのあやしそうなアニマル系ダートが、今日も茂みへと突入していた。今朝は昨日と条件は違っていて、時間はあるし、この道は最終的に今日の終着鰺ヶ沢へ下る道へ続いている。

 まあでもしかし、やはりこの先は初志貫徹で津軽峠、そして林道赤石川線へ向かうことにした。

ブナの森の中に続く道 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 昨日も通って雰囲気もわかってはいる尾根道区間。目の前の景色はやはり昨日の逆送りで、稜線近くの森の中を緩い斜度で次第に高度を上げてゆく。
▼動画33秒 津軽峠への稜線区間 緑の極楽トンネル

 緩いとは言えここでの登りは100m以上、ちょっとしんどさを脚に感じつつ、まあそれでものんびりと緑の木漏れ日の中を進んでいったのだった。

津軽峠に近づくと白神山地の展望が広がり始める RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 8:45、津軽峠着。標高643m。

記 2013/8/3

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Last Update 2020/3/20
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