2013/7/15 弘西林道周辺13#2
村市→鰺ヶ沢-4

村市→(県道28)津軽峠 (以上#2-1)
→(県道28)林道赤石川線分岐 (以上#2-2)
→(林道赤石川線)熊ノ湯温泉
(以上#2-3)
→(県道190)種里→(県道191)赤石
→(県道3)鰺ヶ沢  64.3km ルートラボ

帰りはあのリゾートしらかみに乗れました RICOH GR GR18.3mm1:2.8 熊の湯温線から赤石経由で鰺ヶ沢へ 赤は本日の経路
 

 谷間が一気に拡がると、熊ノ湯温泉を通過。その先もう周囲は緑の田んぼに変わった。鬼袋町、種里町と、地名も見ずに一目散に、広い夏空の下、下り基調に乗って海岸方面へ下り続ける。

 行く手には次第に青空が広がってきた。もう少しあのブナの森の中にいたかったという気にはなって、舘前町で赤石川を渡るとき上流を振り返ると、山々は早くもやや濃い色の雲に覆われつつあった。もう雨が降っているのかもしれない。

 海岸間近に来て、いっそこの際鰺ヶ沢まで行かずに、最寄りの陸奥赤石から輪行すればいいのではないか、ということに気が付いた。鰺ヶ沢より近い陸奥赤石の方が、12時40分頃の各停に乗るには有利だ。それに陸奥赤石の方が何となく夏ツーリングの終着点として、一人のんびり輪行作業を行うには相応しいのではないかという気もした。しかし鰺ヶ沢まで行かないと、陸奥赤石では飲食店はおろか商店すら無くて昼食難民になりそうな気もする。
 結局赤石の分岐では、鰺ヶ沢へ向かう国道101へ入り込む。

 海岸沿いはもうすっかり晴れていた。

 もう最後の区間。まるで道南の日本海沿岸のような雰囲気の漁村が数km続いたのも、海の向こうに驚く程間近な渡島半島を眺めるのも、気楽で楽しい。

 12:10、鰺ヶ沢到着。

村市から林道赤石川線経由で鰺ヶ沢へ 赤は本日の経路

 駅ではまず窓口で、手持ちのやや遅い時間のトクだ値キャンセル&指定券への変更可否から質問。結論を言えば、今日の新青森発上り新幹線の指定券自体が全て売り切れとのことで、時刻変更の余地は無かった。このまま14時35分のリゾートしらかみを待ち、新青森17時12分のはやてで帰るのが、一番確実で安上がりで楽しそうである。

 

 ならば、この後2時間の鰺ヶ沢での身の振り方が問題だが、とりあえず第一希望は風呂だ。駅員さんに質問すると、歩いて5分ぐらいにこの時間でも入れる風呂を教えてくださった。
 線路沿いにまっすぐ、その先の陸橋を渡って左側。教えていただいた通りに進むと、その風呂は広い敷地の中の温浴施設なのであった。ちょうどそちらから歩いてくるおじいさんが、手ぬぐいにシャンプーを持っていたので尋ねると、右側の建物が風呂だと教えてくれた。

 その「水軍の湯」のやや熱めの温泉で汗を流した後、併設の「水軍の宿」の食堂でひらめづけ定食をいただいて1時間強。駅前のスーパーマーケットに戻り、地元のかなり安く大きな高級魚類を鑑賞したりして残りの時間を何とか潰し、リゾートしらかみへ。

 リゾートしらかみは、オレンジ色が印象的なやまげら編成が来た。1号車の比較的前の方が予約で取れたのも意外だったが、車内では津軽三味線、津軽の昔話などのイベントが盛りだくさん。

  リゾートしらかみ 五所川原停車中 RICOH GR GR18.3mm1:2.8+GW-3

 車窓風景とともに日本海や津軽をたっぷり楽しむ配慮がされていて、列車目的でも現地に入り込む旅でも、間違い無く充実した列車の旅を楽しめるのにびっくり。しかも運転開始からもう20年以上、この手の列車が人気と質を保ち続けるのは、企画の筋の良さ、熱意ある運営が伴って始めて成り立つ大変な偉業だ。だめ押しでこの列車、快速なので指定券以外特別料金を取らないのである。首都圏や南東北からは、東北新幹線や秋田新幹線の速度や便利さも楽しんでしまえばいい。
 そろそろ赤くなり始めた午後の陽差しの中、「太宰治」「斜陽」などという言葉を思い出しつつ、五所川原で横目に眺めた津軽鉄道の駅のちょっと独特の寂れた雰囲気、「走れメロス」と書かれたディーゼルカーも、他ではなかなか眺めることができないものだったと思う。

記 2013/8/3

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Last Update 2019/7/28
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