村市→(県道28)津軽峠
(以上#2-1)
→(県道28)林道赤石川線分岐
(以上#2-2)
→(林道赤石川線)熊ノ湯温泉
(以下#2-4)
→(県道190)種里→(県道191)赤石
→(県道3)鰺ヶ沢
64.3km
RIDE WITH GPS
10:00、林道赤石川線分岐着。
宿で仕入れたパンをほおばり、そのまますぐに林道赤石川線に進む。
こちらも狭い谷間に、相変わらずブナの深い森と道が続く。
しかし、最初は間近だった赤石川の谷底がどんどん下ってゆくのに対し、こちらは下りがやや緩いのか、谷底からはどんどん高度が上がってゆく。
更に道は途中から登り始めた。まあこれも標高差100m未満の予定であることは、出発前に眺めたルートラボの断面図で知ってはいた。
でも、津軽峠に比べれば話にならない程短いと思っていると、なかなかしつこい登り区間ではある。
青岩展望所から、ようやく道は下り始めた。
細かいつづら折れの急降下で一気に川面近くへ降り、谷底で赤石川を渡り、更に川原の明るい森の中の下りが続く。その後は川幅と谷底の空間が次第に広がり、川岸の森に続く道は間もなくダートから舗装となった。
この赤石川林道、実はさっきまでの谷底から高い区間の山深さに期待していて、谷底へ降りたらもうあとは順当にどこかで舗装区間開始、あとは道幅がと谷間がどんどん拡がって人里へ海岸へ、ぐらいの先入観があった。
しかし、この谷底区間に嬉しい誤算があった。
道がダートから舗装に変わる辺りから森が切れ始め、川面が道に間近に迫ってきた。
▼動画1分 赤石川渓谷1 谷底舗装区間 川原の森
時には狭い道の縁のすぐ外が川に落ち込んだりする。多少ひやっとはしつつも、渓谷の空間に路上の自分がいる一体感を強く意識させられる。
そうかと思うと、対岸には切り立った山が続き、正面には然ヶ岳が大きく立ちはだかる。
時々谷間一杯に拡がる川面には、鮎釣りの人も眺めることができた。
次々に去来しながら迫り来る緑の山々、森、夏草に蝉の声。忘れられない夏の極楽サイクリングとなった。
▼動画1分1秒 赤石川渓谷2 周囲が開ける パノラマが展開
森の中で有頂天になって写真を撮っていたら、路面の石につい乗り上げてパンクしてしまった。いかんいかん。12時45分の鰺ヶ沢発に間に合わないかもしれない。いや、まだ大丈夫だろう。輪行する時間は確保できるはずだ。
記 2013/8/3