須崎→(国道197)遅越→(県道317)寺野
(以上#4-1)
→(県道19)船戸→(国道197他)北川
(以上#4-2)
→(国道439)鳥巣の駄馬
(以上#4-3)
→(国道439)大正
(以上#4-4)
→(国道439)中村
(以下#4-6)
→(国道321他)間崎
→(県道343他)下浦→(国道321)以布利
(以下#4-7)
→(県道27)足摺岬
180km
RIDE WITH GPS
11:45、道の駅四万十大正のすぐ手前で、与作は国道381から再び分岐する。道の駅はなかなかこぢんまりして魅力的ではあるが、ここはそのまま通過、その代わりに橋の真ん中で四万十川を見下ろす。大正からの短いつきあいではあったが、次は河口の中村まで、またもしばしの別れじゃ。
すぐに杓子峠の登りへ。
▼展望180° 杓子峠登り 画像上でマウスをドラッグしてください
峠区間は、基本的に細道の緩登りが杉や広葉樹の森の中に続く。
時々周囲を見渡せる場所があって、辺りは緑の山ばかり。
まあ典型的な、四国の中規模細道峠である。
12:30、杓子峠着。
峠部分は四万十町と四万十市の境となっている。紛らわしい二つの行政団体名称にビミョーなものがあるものの、切り立った稜線の森の岩場の切り通しの雰囲気は、ばっちり決まっている。与作西端の名峠と言っていい。そう言えば、同じ与作の徳島側、川合峠もなかなか雰囲気のいい峠道である。名高い京柱峠と相対する見の越、四万十源流へと続く激峠の矢筈峠等々も忘れてはいけない。与作は日本3大酷道の一つではあるが、その「酷」のニュアンスは、他の二つ、紀伊半島の国道425に、伝え聞く岐阜県の国道418とはだいぶ違う。沿道の集落数が圧倒的に多く、峠と言ってもただ厳しいだけではない。使い込まれた細道の雰囲気が、間違いなく親しみやすく優しいのだ。与作の格とも言えるだろう。
▼動画1分40秒 杓子峠下り 峠直下
▼動画3分2秒 杓子峠下り
峠からの下りは延々と山中に続いた。
▼展望180° 蕨谷 ようやく集落登場 画像上でマウスをドラッグしてください
かなり下って現れた集落の住次郎から、再び唐突に拡幅済区間が開始。
道の雰囲気はもう国道そのもの、さっきの中平からと同様交通量はほとんど無く、周囲ののどかな景色との落差はシュールですらある。しかし、もうこの先中村までこの道が続くのだ、と思った。
途中でそれでも旧道っぽい道を見つけたら、なるべく入り込んで無駄な抵抗を続けた。
が、道は次第に里から町の雰囲気が漂い、ついに13:55、中村着。
記 2011/5/21