旭→(県道16他)谷口→(剣山スーパー林道)旭丸峠
(以上#2-1)
→(剣山スーパー林道)ファガスの森高城
(以上#2-2)
→(剣山スーパー林道)川成峠
(以下#2-4)
→(剣山スーパー林道)日奈田峠
(以下#2-5)
→(剣山スーパー林道)平→(国道195)木頭出原
104km
RIDE WITH GPS
12:00、ファガスの森高城発。
出発してすぐに日影に薄汚れた白い塊が登場。残雪なのだった。所々で山桜を見かけるこの道だが、まだ標高1300m以上は早春なのだということを思い知った。
道は山肌を巻きながら相変わらずの斜度で高度を上げて行く。上下に開けた空間、視界いっぱいの山また山の展望は素晴らしいが、辺りの森は相変わらず芽吹き前、いや、それ以前の冬枯れに近い状態。
更に登り斜度も、砂利が深い箇所があるのも相変わらず。深砂利の箇所はむしろ明らかに増えていて、押したり乗ったりの行程に移行しつつあった。
▼動画22秒 最高地点間近
12:45、最高地点到着。標高1535m。さっきのファガスからたかだか200m登るのに、45分もかかってしまっていた。
▼動画37秒 最高地点そのものには意外に展望はない
風は相変わらず強く、帽子が飛ばされそうになるほどだ。森の木々がざざーっとざわめき、枯れ葉や砂埃が舞い上がる。
▼展望270° 最高地点から先は少し南斜面の道が続く 画像上でマウスをドラッグしてください
高城山をくるっと巻いてから稜線の北側に出ると、辺りが開け、稜線に続く空中の道となった。
道の外側は上下に開け、国道439の谷間がさっきの旭丸峠のように見下ろせる。2004年に通った、中尾山林道が相対する稜線に続いているのも、その後もつづら折れ激下り区間も、記憶に蘇ってくる。
▼展望220°道は北側稜線へ 画像上でマウスをドラッグしてください
しかし、まだあまり木々が芽吹いていなくて、雪崩なのか水害なのかどういうわけか道ばたの岩が果てしなく崩れているのもあり、どちらかというと茶色の岩が支配する、荒涼とした世界であるように思う。
▼動画30秒 川相峠到着間近
途中でパンク修理などする内に時間が経ち、14:05、川成峠着。気が付くともう18時まであと4時間しかない。
ここから終点まで再び尾根近くの南側斜面の道となるので、北側の展望はここで終わる。もう一度眺める北側の谷間は相変わらず深く落ち込み、手前からぐるっと回り込んで谷を挟む稜線の続きには、2004年に訪れた見ノ越が、そしてその後向かった中尾山林道が見えた。見の越は剣山の北側からの登山口である。こちらの剣山スーパー林道はこの後延々と100〜300mのアップダウンを繰り返し、最後の剣山トンネルが剣山の南側からの登山口となっている。
一応これで今日の登り総量へ続く道のりが見え始めたことになるが、もう14時。さすがに宿到着最終予定の18時は少しやばいような気がし始めていた。いや、でも大丈夫、19時までには何とか宿に着けるはず。ナイトランは避けられる。
記 2011/5/11