四国Tour11#2-2 2011/4/30 旭→木頭出原

旭→(県道16他)谷口→(剣山スーパー林道)旭丸峠 (以上#2-1)
→(剣山スーパー林道)ファガスの森高城
(以下#2-3) →(剣山スーパー林道)川成峠
(以下#2-4) →(剣山スーパー林道)日奈田峠
(以下#2-5) →(剣山スーパー林道)平→(国道195)木頭出原
104km  RIDE WITH GPS

土須峠にて RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 旭丸峠から先は、再びダートが復活。

 北側に落ち込んだ谷間を見下ろしながら、稜線にしばし緩い登りが続く。
▼動画42秒 落ち込んだ谷間を見下ろす 帽子が飛びそうな程風が強い

 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9
 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 南斜面へ出たところで、道はおもむろに下り始める。屈曲した山肌を巻きながら、明るい陽差しの早春の森をどんどん下り続ける。ここまで登ってきたのに、非常に勿体無い気がする。

 9:50、雲早隧道、すなわち土須峠に到着だ。

 土須峠は、四国の峠の中でも裏番的存在ではないかと個人的に思っている。北側の淡々とした山肌の道、南側の美しいど迫力の渓谷、どちらもきりきりと大変に登り応えがあるいい細道だ。そもそも土須峠を含む国道193自体が、四国の細道国道の中でも裏番的存在なのである。もちろん番長は国道439で、ならばスケ番は宇和海の国道378だ。しかしもう番長とか、中学高校からは絶滅しているかもしれない。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 それにしてもあの厳しい土須峠が下った先なのだから、剣山スーパー林道の凄さが何となくわかろうというものだ。そう言えば以前2001年に土須峠を越えたときは、こんな山の上に合流する道があることに驚き、恐ろしくて何となく目を背けた記憶がある。しかし今日の土須峠は、とりあえず小春日和のほのぼの系、心温まる穏やかな雰囲気だ。

 国道193から再び剣山スーパー林道が分岐するまで、土須峠から標高差で100m以上も下らないといけない。この先スーパー林道最高地点1535mまで登り返すのに、なんて無駄な下りだろう。

 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 それに曲がりなりにも国道なので、この間は当然のように舗装区間である。ここが剣山スーパー林道の連続ダート距離を大幅に損ねているとも言える。まあしかし、道がそうなっているので如何ともしがたい。

 2004年の訪問時、国道193の分岐から、剣山スーパー林道へはいきなりがつんとした急勾配が始まっていて、悪天候のせいもあったがかなりびびったものだった。その記憶通り、分岐後はしばらく10%以上のとんでもない斜度が続く。

 事前の予習通りに、斜度はすぐ他区間並に収まってくれた。が、さっきの旭丸峠へ登り以上にところどころで砂利が深く、少しトルクをかけると小石で不安定になるぐらいに、乗って登りにくい道が続く。

 450m標高を登ったところで、森の木々の中にバンガローの小屋が登場。着いたと思っていると、道の先に大きな緩い三角屋根の小屋が現れた。11:20、ファガスの森高城着、標高1306m。
 小屋の前にはバイクが何台か停まっている。小屋の中には人影が。心配していたこの小屋での補給は、問題無くできそうだ。助かった。この先下り初めの剣山トンネルまで、まだ長いのだ。
 中に入るとそこは食堂だった。さっとメニューを見て迷う理由も時間も無くカレー大盛りを所望。窓際に席を取って地図を見ているうちに、はっと気が付くと11:40。いつの間にか寝てしまっていた。無理もない、今日は5時半から走り始めているのだ。

 

 30分近く待った後に出てきたカレーは、どちらかというとキャンプ場風。いや、キャンプ場でキャンプ場風のカレーが出てきて悪いことは何も無い。というより、この高所でカレーが食べられるなんて、こんなに有り難いことはないのだ。しかし、そのカレーが大変に大盛り過ぎる。これだったら普通盛りで十分だった。結局半分しか食べられなかったのだった。
 しかも、この休憩に予想以上に時間がかかってしまった。まあ多分、お米でも炊き直し中だったのかもしれない。何しろこのスーパー林道上、標高1300mでカレーが食べられるのだ。更に美味しい水もたっぷり補給できて、大変有り難い休憩だったことは確かである。

記 2011/5/11

#2-3へ進む    #2-1へ戻る    四国Tour11 indexへ    自転車ツーリングの記録へ    Topへ

Last Update 2020/3/20
ご意見などございましたら、E-Mailにてお寄せ下さい。
Copyright(c) 2002-11 Daisuke Takachi All rights reserved.