開陽→(町道開陽北19号他)開陽台
(以上#5-1)
→(道道150・885他)虹別→(国道243)弟子屈
(以下#5-3)
→(道道717他)札友内→(国道243)ウランコシ
→(道道588・ふるさと林道上里線)津別峠展望台
(以下#5-4)
→(ふるさと林道上里線・道道588他)津別
113km
RIDE WITH GPS
7:10、開陽台発。
俣落まで下ると、辺りはさっき眺めた裾野の霧の中だった。
しかし、山裾の台地に乗り上げた北進の先辺りから、空の中に明るいニュアンスが現れた。
▼動画45秒 道道505 北進台はまだ雲の中
▼動画45秒 道道505 旭新 空が高く、辺りが明るくなってきた
更に旭新に向かうに連れ、雲は晴れ空は高く、辺りが明るくなってきた。西別岳を始め、整った美しい山姿の知床山脈が、緑の牧草地の向こうにずらっと並んでいるのが見え始めてきた。
▼動画1分 道道505 養老牛 青空登場 緑青々
山々、牧草地、そして青空。大好きな景色を爽やかな天気の下走れているこの時間を大切に、いずれは終わってしまうこの道を進んでいこう。
8:15、養老牛着。初めてこの道を通った1986年の夏の朝、ここで別海の紙パック牛乳を飲んだことを思い出しつつ、人気の無いながかわ商店の前に自転車を停め、昨日と同様少し自販機休憩する。清里峠へ登って行く道道150の行方を見送ったり、時々水を頂く養老牛小中学校の校舎を少し眺めたりする間に、車が何台か通りすぎていった。車の去った後は、交差点は再びひっそり静かになり、一人のツーリングの時間が戻って来る。
8:35、養老牛発。
養老牛からは名前が変わって道道885となるこの道。道道番号は変われど、同じ一直線の道が引き続き根釧台地最北の山裾、開けた牧草地に続く。
西別岳登山口でこの道の最高地点を通過し、標茶町へは僅かな下り。
もう空は普通に晴れ基調の薄曇り。一昨日の青空を思い出すものの、いやいや、上々の天気だろう。大好きなこの道を、良い天気の日に走れている喜び。毎年来ていても、必ずしも天気に恵まれるわけではないのだ。
標茶町に入ると、中標津では整然と続いた牧草地グリッドと防風林は、ややランダムなものとなる。
一直線だった道が大きく曲がって方向を変えると、もうこの道も終わり間近だ。遠くに国道243が見え始めてきた。
9:15、虹別着。
丘のてっぺんで振り返ると、根釧台地の地平線はやはり雲の中。しかし、青空が見えるぐらいの明るい緑の景色は、そう悪いニュアンスではない。
2日ちょっとの時間に、素晴らしい景色を一杯見せてくれた今回の根釧台地に感謝し、前を向いて先へ進もう。
▼動画54秒 国道243 虹別の丘から弟子屈方面へ
国道243は標茶町と弟子屈町の境に登ってから、だだっと下って一段落を3度繰り返し、弟子屈へ降りて行く。
▼動画2秒 国道243 弟子屈原野広々 でも撮影失敗(笑)
青空の下、下る道の前に開け、次々移り変わる山裾の牧草地、緑の森がなかなか見物だ。国道243、意外に景色が良いではないか。
▼動画54秒 国道243 仁多
10:10、弟子屈着。町中から休憩ポイントのセイコーマートへ向かい、HotChefの豚丼に唐揚げ、サラダにオレンジジュースなどを集中的に補給しておく。弟子屈で豚丼といえば、摩周駅脇のゴージャス豚丼のぽっぽ屋を思い出す。でも、こちらの\450豚丼で、ほんとに十分にオイシイのだ。
弟子屈と言えばもう一つ。摩周駅前の、かつて学生ツーリストが常時真っ昼間からシュラフを広げていた光景が大変印象的で、未だに弟子屈に来る度に思い出すのであった。駅前に座り込んでうだうだしていた彼らの姿と、セイコーマートの前に座り込んでがっつく自分の姿を比べたりもする。30年近く経っても、ツーリストの基本的な行動はあまり変わっていない。
今日はこれから津別峠に登るので、他に補給食もやや多めに仕入れておく。セイコーマートの店内調理コーナーHotChefには、今年新顔が登場していた。それは店内焼き上げが売りのクロワッサンだ。店内焼き上げなのでクロワッサンはふわっと柔らかく、ほんのり甘くてとても美味しい。フロントバッグに詰め込むと、まあ当然の如くややくちゃくちゃ気味にはなってしまうが、それでも常備の補給食には使いやすく、今回の北海道Tourでは早くも補給食の常連になりつつあった。
記 2011/12/2
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