厚岸→(道道123・955)宮園町→(道道14)大別→(道道813)西円
(以下#4-2)
→(農道他)トライベツ→(道道813・農道他)上風連
(以下#4-3)
→(農道・道道928他)矢臼別→(町道・道道362他)
計根別→(道道775)上標津→(農道)養老牛
(以下#4-4)
→(道道150他)開陽台→(町道)開陽
142km
RIDE WITH GPS
夜が明けても、相変わらず辺りは深い霧の中。霧の中が次第に明るくなっても、相変わらず霧は深いままだった。しかし道には乾いている部分も見え、雨っぽいわけでは無さそうなことはわかった。霧の町として釧路と並ぶ存在であるこの厚岸、海岸部が霧でも少し内陸の根釧台地は晴れていることも多い。まあ昨日あれだけ晴れてあれだけ日差しが強いと、今日は陸地でも少し遠景が霞んでもおかしくはないとは思うが、雨までは降らずに開陽まで辿り着けるのではないかと思える。
一昨年この厚岸愛冠YHに泊まった時には、朝食を5時半過ぎに準備していただいて大変助かった。今回も朝食は「5時半過ぎにはできています」とのことだったが、果たして5時過ぎには食堂で朝食にありつくことが出来た。ご飯におかずに味噌汁、しっかりした食事を摂っておくと、少なくともお昼前ぐらいまではあまり腹が減らないのだ。行程管理上も旅を楽しむ上でも、大変有り難く、大切なことである。
6:15、厚岸「厚岸愛冠YH」発。厚岸大橋を越えても、厚岸の町は相変わらず霧の中だった。しかし、霧で気温が下がることが多い厚岸にしちゃそう涼しくないのは意外だ。音地の釧路が観測史上最高気温だったのを聞いたことを思い出す。昨日の厚岸も、日中はかなり暑かったのではないかと思う。
セイコーマートに寄って食糧を補給しておき、宮園町から道道14へ。
住宅混じりの海岸沿いの低地から、段丘の密林に開かれた新道をぐいっと根釧台地に登ると、そこは広々開けた牧草地。
7:05、太田通過。昨日営業していて助けられたAコープは、さすがにまだ7時では開いていない。
太田の外れですっかり霧が晴れ、薄曇りの空が現れた。薄曇りではあるが雲は薄く、青空が見えている。
遠景はやはり霞の中、昨日の晴天とは比ぶべくもないものの、晴れかどんより曇りかのどっちかであることが多い根釧台地としては、上々の部類に入るだろう。
大別から道道813へ。昨日と同じく別寒辺牛湿原、茶内原野へ向かうと、一気に空が雲に覆われた。
どうしても昨日と比較してしまうが、緑も空も昨日より鮮やかではないものの、まあ走りやすく過ごしやすいのが有り難い。
▼動画1分1秒 道道813 大別から別寒辺牛湿原へ
薄曇りの空の下ちらっと見える別寒辺牛湿原は、昨日の伸びやかな輝く明るさではなく、やや鬱蒼とした不気味さを湛えている。
谷底の別寒辺牛川も川岸の森も、やはりどこか不気味で、そそくさと通り過ぎてしまう。
別寒辺牛湿原から根釧台地の牧草地に登ると、空はやや晴れてきた。
別寒辺牛湿原で曇りで、周辺が晴れなのはむしろいつも通り。まあこれぐらいが暑すぎず景色も青々と爽やかで、穏当なツーリング日和と言える。
▼動画1分6秒 道道813 若松
若松、茶内原野と昨日と同じように道道813を辿り、大体感覚も掴めているアップダウンを一つづつ着実にこなしてゆく。
それにしても、やはりこの道はいい。2日連続で通ってもつくづく厭きない。
今回、どうしても晴れの根釧台地に会いたくて、安直な気もしたがもうあまり悩まずに2日間堂々と同じコースを通ることにした。実はこれ、最近よくやるパターンだが、今回は昨日希望通りに晴れたこと、同じ道の別の表情を楽しめたことで、大成功だった。通りたい道の狙いがはっきりしている場合、こういうのも悪くないと思う。
8:40、西円着。まださすがに8時台。JA浜中町西円取扱所も、今日はまだ開店していない。
記 2011/11/26
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