厚岸→(道道123・955)宮園町→(道道14)大別
→(道道813)西円
(以上#4-1)
→(農道他)トライベツ→(道道813・農道他)上風連
(以上#4-2)
→(農道・道道928他)矢臼別→(町道・道道362他)
計根別→(道道775)上標津→(農道)養老牛
(以下#4-4)
→(道道150他)開陽台→(町道)開陽
142km
RIDE WITH GPS
開陽台までは根釧台地一番北側の道道150と開陽台を経由しようと思っていたが、この辺りから根釧台地北部までの経路は、めぼしい経路がすでに既知の道ばかりだったのと、どこを通ってもアップダウンと牧草地の景色なので、あまり今日はどの道を通らねば、というような具体的イメージは持っていなかった。
とりあえず、上風連から農道を少し道なりにジグザグに進んで、道道928へ入り込む。
この道も2年前に通った道で、別海町らしく広々と伸びやかな根釧台地の丘陵をアップダウンで横断、少しずつ北から西へ方向を変えて進んでゆくのも、そのアップダウン横断がやや振幅が大きいのも記憶通り。
途中から道は自衛隊矢臼別演習場外周の森に沿ってゆく。
演習中の空砲か、時々ボンと大きな音が空気を震わせるのがややものものしい。こちらも何となく緊張しながら足を進めて行くが、特に冬期の除雪などを始め、地元の生活に密着した活動で頼りにされることが多いようで、頼りにされているという話を聞く。
と、途中で通行止めのバリケードが行く手に登場。こういう拡がりのある場所で通行止めはあまり遭遇したことがないが、大雨の復旧工事中とのことだった。何だか休み中も工事しているようだ。こういう時は大体絶対通れないような気がするので、ここは標識通りに経路を変更することにした。
ただそれだと、計根別まではまるっきり2年前に通ったコースの逆走になってしまうのであった。結局こうなるのか。
矢臼別演習場への分岐の先で、道道813はそれまでの起伏の多い別海の丘陵から、中標津から続く平たい台地に乗り上げ、その先は町道や道道362など時々名前を換えつつ一直線に北西方向、台地上手へ少しづつ標高を上げてゆく。
▼動画1分7秒 町道
起伏のほとんど無い台地の牧草地と防風林の中、ひたすら一直線に続く道。いや、平らではあるが、わずかな登り基調で何と無くペースが上がらない。でも、2年前は逆方向からの下りの恩恵も受けている。
それに曇りではあるものの、時々雲が薄くなると周囲が明るくなって一気に暑くなる。暑くなったって、万屋はおろか自販機や、水を飲めそうな小学校すら登場してくれない。牧場農家は時々現れるので、無人地帯というわけでもない。
▼動画1分32秒 町道
景色が単調でペースが上がらなくて暑いと、もう自動的に眠たくなってしまうのはいつもの通り。国道243、国道272との交差も、この道には景色の変化になる。しかし交差点に何かがあるわけでもなく、左右を確認して横断するとまたもとの道が再開するのだった。
▼動画1分8秒 町道
そんなわけで、上春別の小学校マークにはねらいを定めていた。とりあえず水でも戴いておこうと思っていたのだ。実際には小学校はコミュニティセンターに替わっていたが、とりあえず水道の水を飲むことができた。コミュニティセンターでは多分今夜らしき夏祭りのアトラクションの準備が進められていた。何と無く楽しそうな雰囲気に、こちらも元気をもらうことができた。
道道13との合流点が計根別の市街ではなく、ちょっと西側なのがまたこの道の中途半端なところだが、そんなことに文句を言っていても計根別が近づく訳じゃない。大人しく道道13を東に少し進み、13:30、計根別着。
朝6時台の厚岸からついに出会うことが無かったセイコーマートが、ここ計根別にはある。しっかりと朝食を摂ったのでここまで辿り着けたが、さすがにもう腹が減っている。ここはとにかくしっかり食事を摂っておこう、等と意識せずとも、いつも休憩時の食事はがつがつで、自分でもおかしくなってしまう。
計根別からは一番市街から近くて最終的に養老牛近くの程良い場所に辿り着ける、お手頃感の高い道道775へ。
今日は手っ取り早さから選んだこの道、過去に通ったことは無かった。が、町外れから入り込んだ谷間の牧草地は青々と伸びやかで、なかなか当たり感がある。
もう根釧台地も北部で、いつのまにか正面には知床半島の山々が登場していた。
▼動画25秒 道道775 計根別出発
山に近づいたためか、雲が低く厚くなってきていて、顔に水滴すら感じ始めた。地形も登り基調が更に鮮明になってきただけあり、辺りの見晴らしはどんどん良くなっていて、途中には周囲を見渡す展望スポットまで登場した。
きょろきょろしていると、何とけっこう間近な牧草地に丹頂鶴まで発見。なかなか良い道である。この辺りの道は、どこも地形は似ているようで、通ってみないととにかくわからないものだと思わされた。
14:35、養老牛着。空には雲が拡がってはいるが、雨は降らなさそうではある。開陽台へ立ち寄っても、宿は開陽。時間の余裕はたっぷりある。そこで、自販機があっていつもこの辺りでは休憩地点となっている、道道150の清里峠への分岐まで往復することにした。
どうせ明日もう一度この道を通る予定なのだが、距離はもう数100mしかないし、何と無く区切りが良いというか、この辺に来たら何と無くあそこに行っておかないと納まりが付かないような気がしていた。毎年来る1年振りの場所、でも何がどう素敵なわけでもなく、強いて言えば自販機があるぐらいのものなのに。
記 2011/11/26
#4-4へ進む #4-2へ戻る 北海道Tour11 indexへ 北海道Tour indexへ 自転車ツーリングの記録へ Topへ