仁宇布→(道道49)辺渓→(道道252)更正→(市道)日進
(以上#9-1)
→(道道939)名寄→(市道・上川北部広域農道他)風連
→(道道729)瑞生→(道道850)士別→(国道239)添牛内
(以上#9-2)
→(国道275)幌加内
(以下#9-4)
→(道道48)沼牛→(町道)下幌加内→(道道72)共和
→(道道915)嵐山→(道道98)江神橋
→(旭川サイクリングロード)旭西橋→(国道12他)旭川
172km
もう15時前だ。そのまま間髪入れず、国道275で幌加内方面へ。と思ったが、幌加内の谷は見事に晴れている。奥羽幌方面の山々の雲も、もくもくと入道雲のように夏らしい雲が空の中でのたうって力強い。
この辺り、政和の盆地上手から谷間が狭くなり、奥羽幌の山々が迫り、もともと迫力のある景色なのだ。それが今日は夏らしい青い空に白い雲、そして午後も15時過ぎの赤い日射しで景色は鮮やか。見事な景色に輪を掛けているのだ。思わず足が停まる。
どうせ今日は実質的な行程最終日、明日はもう旭川から旭川空港に向かうだけなのだ。多少旭川着が遅れてもいい。折角の幌加内の美しい景色を見逃してはいけない。狙って会える景色じゃないのだ。
▼動画1分38秒 国道275 政和の盆地へ下る
添牛内から続いた白樺の森の下端、目の前に政和の盆地が拡がる場所では、期待通りに盆地一杯に拡がった薄緑のソバ畑が現れた。白に近い薄緑が、赤くなり始めた日射しで鮮やかになっていて、まるで夢見るように静かな景色だ。
薄緑色に拡がるソバ畑を盆地上手から見渡すのも良いし、盆地の中で周りのソバ畑をきょろきょろ眺めててれてれ走るのも良い。これこそ見たかった景色だ。これだから国道275は好きだ。ここまでいろいろあった今日だが、こちらに来て本当に良かった。
盆地はかなり緩い下り基調で、一面薄青緑のソバ畑から、商店ぐらいはある政和の集落を通過。
再びソバ畑の中をどんどん下って、15:35、道の駅「森と水の里ほろかない」着。
確か去年、今日とは逆向きの行程で、幌加内から道の駅まで40分だった。向こうからだと登り基調だし、やや向かい風気味だった。今日は下りで追い風気味なので、もう少し早く着けるだろう。とすると、幌加内到着で16時過ぎ。幌加内16時発なら、確か過去の実績では旭川到着は18時台だったはず。今日もそんなに極端に旭川着が遅くなることはないだろう。まあしかし、幌加内の次には江丹別峠が控えているのだ。やはり粛々と足を進めないと。
とりあえずソフトを食べるぐらいは余裕はある。がつがつぺろぺろとやっつけると、冷たさが何とも気持ちいい。
道の駅は政和の盆地の一番下手。幌加内の盆地との間には、やや狭い雨煙別の谷間がある。
渓谷のアップダウン、政和より狭い平地のソバ畑と、北海道の典型的な田舎道がしばらく続く。
▼展望270° 国道275 雨煙別の谷間
行く手の谷間が開けると、辺りはソバ畑から一転して一面田んぼとなる。こうなるともう上幌加内だ。
農協のソバ工場を眺めて街中へ、16:10、幌加内着。添牛内発が15時前、正直その時はひやひやだったが、1時間ちょっとでここまで下って来れた。
だだっぴろい国道275に張り付いた町は、もう赤い光に染まりつつある。大きな幌加内町の中央のこの幌加内、これだけ全道にセイコーマートがあるというのに、今時まだただの1軒もコンビニが無い。ここではソバを食べるか自販機か小中学校で給水か、休憩ネタはかなり限られている。今日はもちろん自販機、さあ次は江丹別峠だ。
記 2010/9/28
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