北海道Tour10 #3-2 2010/8/8 塘路→海岸町

塘路→(道道221他)阿歴内→(農道・道道1128他)太田 (以上#3-1)
→(道道813他・123)上風連
(以下#3-3) →(123・国道243)別海→(道道364・根室東部広域
農道・道道363)尾岱沼→(国道244)標津
(以下#3-4) →(国道244)伊茶仁→(国道335)羅臼
→(道道87)海岸町
  188km

今日はどんよりの別寒辺牛湿原 でも涼しくてウレシイ RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 太田から別寒辺牛湿原経由で茶内原野へ 赤は本日の経路

▼動画51秒 町道 太田から道道813へ
 道道14を渡ると、牧草地の向こうは無人地帯の別寒辺牛湿原、いよいよ根釧台地もまっただ中である。

 もともと人気の無いだけあって、根釧台地では曇りの確率が高い別寒辺牛湿原。鬱蒼とした湿地帯や、植林主体の低地丘陵を眺めながら道道813を進むと、今日も空の雲が急に増え、低くなってきた。

別寒辺牛湿原 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 こういう局地的な曇りはいつもならちょっと残念なのだが、今日は大歓迎である。もうどんどん涼しくなって欲しい。

別寒辺牛湿原 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 それにこの何か潜んでいそうな湿原、日射しに輝くすかっと明るい表情よりもいいが、今日みたいな天気の方がより不気味な雰囲気と共に眺められる気もする。

別寒辺牛湿原 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 奥別寒辺牛で台地にぐいっと登り、別寒辺牛湿原は唐突に終了。とともに、道道813は酪農地帯へ移行する。

奥別寒辺牛から上風連経由で別海へ 赤は本日の経路

▼動画1分31秒 道道813 奥別寒辺牛
 辺りは一気に茶内原野の牧草地そのものとなり、空が高くなって広々と、草原と森と牧場、集落が断続しつつ、アップダウンでいくつも緩い岡を越えてゆく。

 若松の先からは線形も一直線、道が視界の彼方へアップダウンとともに緑の丘陵に続いてゆく。
▼動画39秒 道道813 若松

 と、今日はまだ午前中だというのに、長期ツーリング序盤恒例の眠気を感じ始めた。一昨日、昨日と熱中症寸前まで追い込まれ、身体が疲れているのかもしれない。でも、とりあえずこんなもんちょっと居眠りすれば治るのだ。それに涼しいとは言え、出発から全く自販機休憩をしていない。根釧台地と十勝では人口密度がかなり違い、道ばたに自販機が全く無いのである。
 幸いこの先には、いつも途中休憩に使っているAコープがある。アップダウンの度にそれらしい建物を探しながらそろそろかなと思っていると、果たして茶内原野から萩の里へ入ったところに目指すAコープが登場。
▼展望360° 萩の里 画像上でマウスをドラッグしてください

若松 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9 パノラマ合成
若松 RICOH GR DIGITAL 3 GR6.0mm1:1.9

 この広い牧草地のまっただ中だけあり、限りなく民家に近い道ばたの万屋にAコープと書いてある、というぐらいの店なのだが、何しろこの広い牧草地のまっただ中なので、いつも頼りになる。今日はお休みだったが、とりあえず必要なのは自販機と座りやすい店先なので問題無い。

 雲は相変わらず低く、風は明らかに涼しいと言えるぐらいに涼しくなってきた。もう安心だ。
▼動画38秒 道道813 西円朱別 ▼動画1分1秒 道道813 西円朱別

 西円朱別の外れで道道813は道道123に合流。地名をツーレポに書くのに何処と書くか迷うぐらいに何も無い、牧草地ど真ん中の分岐だが、そんなことはお構いなく道道は確信を持ってびしっとそれぞれの行く手へ向かっている。この道があるから、各方面から各方面がつながっているのだ。

 まあとにかく、別寒辺牛湿原→茶内原野→上風連→別海というのは、私的根釧台地幹線ルートなのである。

 11:20、上風連着。道道930との交差点から少し外れた集落に、寂れかけた、というか営業していないAコープ、お休みっぽいホクレンスタンドと、酒屋がある。しかしまともな自販機は酒屋にしか無い。

 酒屋へ向かったところで、商店のお宅のおじさんらしき方が建物裏手から登場、「どこから来たの」といういつものお話しが開始。お盆休みでお子さんが広島から帰ってきているらしく、お盆の訪問者全般に親近感を持って頂いているようで、水を戴くことができた。集落のそのお店以外には人気の無い、のんびり静かな今日の上風連なのだった。

記 2010/9/11

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Last Update 2019/8/1
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