2010/7/18 FCYCLEの尾瀬ツアー #2-4
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御池→沼山峠休憩所→長蔵小屋
(以上#2-1) |
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10:10、長蔵小屋への最後の区間へ。
尾瀬ヶ原へのメインルートのためか、ここまでの三平小屋方面に比べ、木道の整備状態は圧倒的に良好。道幅も広く、何と長蔵小屋から途中まで車いす対応とのこと。
距離の短いこの区間、良好な状態の幅広木道には人出も多く、尾瀬沼を1周して長蔵小屋近くへ戻ってきたことを実感。
▼展望360° 沼尻→長蔵小屋 画像上でマウスをドラッグしてください
狭い湿原と森、比較的短い間隔で景色が入れ替わります。木漏れ日の森のすばらしさは相変わらずですが、開けた湿原ではいよいよ陽差しが高くまぶしく厳しく、暑さを感じ始めます。
▼動画2分16秒 沼尻→長蔵小屋 1
でもやはり森と沼から涼しい風が吹いてきてくれます。これぐらいならとても爽やかな、素敵な夏の朝です。
▼動画2分47秒 沼尻→長蔵小屋 2
やや広めの浅湖湿原から、最後の森へ。
▼展望360° 沼尻→長蔵小屋 浅湖湿原 画像上でマウスをドラッグしてください
森を抜けたところで、丘から眼下に湿原が広がりました。10:55、再び大江湿原へ到着。
▼展望360° 長蔵小屋手前 再び大江湿原 1 画像上でマウスをドラッグしてください
早朝通ってきた沼山峠からの木道には、ハイカーが行列を作ってうじゃうじゃ。素晴らしかった景色を、これからあの皆さんも目一杯楽しむことでしょう。それにしても、さすがは尾瀬、人出の多さと素晴らしい環境の維持の大変さに思い至ります。
驚くことに、朝二分咲きぐらいだったニッコウキスゲが満開に咲き乱れています!一面のニッコウキスゲ、これは凄い。そうか、さっきはまだ蕾が開いていなかったんだ。湿原に飛び出した展望台で、またもやしばし足を停めます。
▼展望360° 長蔵小屋手前 再び大江湿原 2 画像上でマウスをドラッグしてください
湿原の小川は凄い透明度で、沼と同じく青空を鏡のように映しています。近くに寄ると、魚が泳いでいるのがかなりクリアに眺められます。陽差しはもはやじりじり熱く、涼しい風だけが頼りです。その風に黄色い花が、湿原の草が揺れるのに、またうっとり。なかなか足を進める気になりません。
11:10、長蔵小屋到着。一時は尾瀬ヶ原へ足を伸ばすことも考えはしましたが、いや、早朝スタートで余裕を持って、存分に尾瀬沼1周を楽しめたことを思い出していました。しかも梅雨明け初日、最高に爽やかな夏晴れの日。素晴らしい、いや、凄い尾瀬沼1周でした。
帰路はニッコウキスゲ満開の大江湿原から、尾瀬沼へやってくるハイカーの皆さんとすれ違いつつ、再び沼山峠へ。
▼動画2分33秒 長蔵小屋→沼山峠 大江湿原 ニッコウキスゲの道
12:10、沼山峠休憩所着。
休憩所でシャトルバス待ちの間、壁に貼られた尾瀬沼の、実物以上にやたらと鮮やかなポスターを眺めつつ、みんなで「もっと天気良かったよねー。それにこんなどぎつい色じゃないし」などと語ります。誰ともなく「夏が来れば思い出す尾瀬になったねー」「うんうん」などという会話も出てきましたが、まさに歌の世界がよく理解できました。改めて、かなりの天気に恵まれた、尾瀬沼訪問だったことを思い出します。素晴らしい時間でした。
記 2011/2/11