女満別空港→(道道64)女満別→(道道249・町道他)稲富
→(道道102)東藻琴西倉
(以上#1-1)
→(町道・農道)明生→(道道767)音根内
→(道道246)小清水→(国道391・町道)緑
(以下#1-3)
→(町道他)清泉三区→(道道1115)清里峠
→(道道150)養老牛
(以下#1-4)
→(道道150・町道)開陽台→(町道)開陽
118km
大進では町道が丘の上から微妙な谷間を迷走。
平面的にも断面的にも振幅の大きい経路で、西から東へ向かうにはかなり効率は悪い。でも、少し南側の国道334は通らないと決めたのだ。
谷間の川沿いの森は風が涼しく、丘の上では丘陵の景色が拡がる。町道だけあって農作業の車が時々通るだけなので、音はギーギーとエゾゼミの合唱と、遠くの農耕機械だけ。楽しい田舎道が続く。
改めて「大空町」なる新自治体の名前を思い出す。広々とした丘陵、遠くの山々、そして広々とした空。1日ここで働いていたら、誰だって「大空」という単語が頭に思い浮かぶ。空から降り注ぐ厳しい日差しで、畑には元気いっぱいの農作物が生い茂る。それにこの地域の空の入り口女満別空港、まさに空とともに活きる人々の土地なのだ。
大合併後の新自治体の名前が唐突に聞こえてしまうのは珍しくないが、訪れないとわからない地名もあるのだ。大空町、いい名前なのである。
明生の外れの丘で、町道の迷走アップダウンは一段落。
一直線の道道767で、丘の上らしく畑が広々と拡がる安定した景色を眺め、12:00、音根内着。
ここから再び東南東へ、2001年以来の道道246、東藻琴までの1本道へ。
豪快に丘陵をいくつも横切りながら一直線に続く道の景色とアップダウン、開けた畑のまぶしく明るい景色とくらくらする暑さ、そして森を横断するときの冷やっと涼しい風が印象的な道だ。
前回は登って下るごとに大きくなっていった振幅だったが、今回は次第に小清水に近づくにつれその逆なのと、何より道を進むにつれ道の状況を思い出して、安心感がある。
事前の計画で時間の余裕は見てあったし、地図で残りボリュームは把握できていたものの、思えばここまでアップダウンとくねくねで行程感覚を見失いがちではあった。
12:50、小清水着。2001年には確かセイコーマートで休憩したはず、と思って町中を流しながらきょろきょろ探すと、国道391との交差点で斜里方面にセイコーマートを発見。迷わず休憩とする。今日はこの先宿までもうセイコーマートは無いのだ。
セイコーマートには、若者の練習ロード隊が休憩していた。カラフルなジャージにどこをどう見ても持っていない荷物、明らかに地元サイクリストだ。自転車ブームでこの片田舎でこういう人々を見かけるようになったことに、感慨というか軽いオドロキを覚える。
おにぎり、サラダ、100%オレンジジュース、ヨーグルトとセイコーマート純正商品でややみっちり気味に休憩を取る。それにしても暑い。暑いというより熱い。厳しい日差しが直射で熱く、照り返しで熱された空気が熱く、改めて網走地方の暑さを思い知る。
13:20、小清水発。次は清里峠越え、まずは国道391へ。
そのまま進むと野上峠を越え、屈斜路湖岸から弟子屈へ向かうこの国道391。国道にしてはかなり交通量の少ない道ではあるが、どうしても小清水まで通ってきた道道、町道と比べてしまうと、やはり交通量は多く埃っぽい。
幅の広い道の上は何か落ち着きが悪く、それだけに気分的にやや単調な行程が続く。
谷間が次第に狭くなり、道が谷底の1本道となったところで狙い定めて緑への分岐へ。漸近線のように近づいて緑の手前で一番近づくこちらの谷間と札弦川の谷間、一番近づいたところで一番低くなった丘を乗り越えるこの町道、清里峠方面と小清水方面へ行き来するのに個人的に重宝している。
記 2009/8/29
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