北海道Tour08 #5-2 2008/8/6 八千代→上阿寒

八千代→(道道216・農道)雄馬別→(農道)上美生
→(道道55)美生→(道道317他)芽室
(以上#5-1)
→(道道54・農道)美蔓→(国道274)笹川
→(道道771)中士幌
(以下#5-3) →(国道241)足寄
(以下#5-4) →(国道241)阿寒湖畔→(国道240)上阿寒

230km

上美生にて RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 八千代から上美生経由で芽室へ 赤は本日の経路

 8:30、芽室発。道道54はすぐに北側の丘陵に取り付き、こちらもそのまま道なりに坂道へ。この道、2001年に通ったことがあるが、十勝平野の北側から中央に出るのに標高差50m前後のちょっとしたアップダウンが5回もある。

芽室大橋から道道54経由で鹿追へ 赤は本日の経路

 しかし今回、まだ時間がある、何とかなるだろうと考えていた。この先鹿追から十勝平野を横断、その後本別までどう辿り着くかのイメージは実は曖昧だったにも係わらず、コースを知っているような気分になってしまっていた。

 アップダウンの丘陵の一つ一つは、丘の上の牧草地から斜面の森に突入、だーっと下ってちょろちょろの川を渡り、再びだーっと次の丘を登って背中の牧草地に到着、しばし丘の開けた牧草地を進んでまた次の谷へ、というパターンだ。

 斜面の森が開けていたり、丘の上の距離に差があったり、登りボリュームでややばらつきはあるが、まあ大体一緒である。

 もうすっかり日差しが厳しいこの時間、道道と言えども幅広の道にはあまり木陰そのものは少ない。

 しかし、斜面の森や谷間の川から吹いてくる風は涼しく、連続アップダウンは連続なだけに下りの勢いでほんの少しだけ楽に登り始められる。時間は掛かるが、のんびり進む分には楽しい道だった。

 最後の丘に登ったところで丘の上の広域農道西十勝線へ移り、美蔓で国道274へ。

 道央からの車のほとんどが十勝清水で国道38へ流れた後の国道274は単なる田舎道で、思った以上に鹿追に出るのに都合のいい道だった。

 9:40、鹿追着。小さな町だが道の駅はあるので、少し立ち寄ることにした。

 この先の経路を確認するに至って、ようやく時間が押し気味であることに初めて気が付いた。

  鹿追から中士幌経由で足寄へ 赤は本日の経路

 十勝平野を横断して休憩込みで12時前、その後本別で14時前。釧勝峠を越えた上茶路で15時半ぐらいかもしれない。この後は全く同じ経路だった2004年の実績を足すと、下幌呂の「まきごや」着で20時半過ぎになってしまう。
 朝、何も考えず音更へ向かうんだった、とこの時初めて気が付いたのだった。後悔先に立たずだが、いくら後悔してもしなくても、反省してもしなくても、「まきごや」には辿り着かないといけない。
 このままなるべく早く本別へ向かうか、帯広の東辺りから最後の手段国道38に出てそのまま一気に白糠を目指すか、いっそ足寄から阿寒湖経由で阿寒へ下り、裏手から下幌呂を目指すか。いろいろ悩んだあげく、とりあえず十勝平野は横断しなければならないので、十勝平野横断後、本別への丘越えの分岐がある士幌手前辺りの到着時刻で結論を出すことにした。時刻によってはコース変更が必要だ。

 焦っても仕方ない、今は粛々と行程をこなそう。そして目の前の景色を、ツーリングを可能な限り目一杯楽しもう。

RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4
RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 鹿追から少し北上した笹川で道道771へ。上美生からずっと続いた北上から、今度は東に進行方向が変わる。

RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4
 
RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 十勝平野北側は、ほぼ東西南北に道と防風林のグリッドが切られている。

RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4
RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 道道771は、笹川から中士幌へ、その十勝平野中央部、中央へ向かって緩やかに下ってゆく平地を横切る道だ。

 例によって辺りは牧草地と畑と防風林がグリッドを切りつつ断続し、北側遠くには大雪へ続く山々が眺められ、時々大きなアップダウンで川が落ち込む谷間を越えてゆく。

 辺りが明らかに平地っぽくなって、11:55、中士幌着。

記 2008/9/22

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Last Update 2019/7/26
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