北海道Tour08 #10-3 2008/8/11 札友内→浜佐呂間

札友内→(国道243)ウランコシ→(道道588)津別峠
→(林道上里線)津別峠展望台 (以上#10-1)
→(林道上里線)津別峠→(道道588)津別
→(国道240)本岐
(以上#10-2)
→(道道494)チミケップ湖
(以下#10-4) →(道道682)最上→(道道27)北見
→(国道39)端野→(道道308)川口橋→(道道7)福山
→(市道・国道238・442)浜佐呂間
  149km

いつもと違う場所でニューサイ写真 こちらの木陰も悪くない Canon NewF-1 FD50mm1:1.2L SL E100G 本岐から道道494経由でチミケップ湖へ 赤は本日の経路

 本岐からは国道240を降りて、山間の谷間のチミケップ川を遡る道道494へ。

 狭い谷間に続く畑、牧草地は、真上からのお昼の日差しで森や畑、草の緑が例によって濃厚で鮮やか、緑の世界である。

 奥に進むに従って道の斜度は次第に増し、その負荷なりにこちらものんびりと進むが、やはりここでも去年のように熱中症で意識が朦朧、等ということは無い。

 事程左様に去年は暑くてすべてに難義していたのだ。

 この谷間がいつも意外に長いが、狭かった谷間の平地が一面の畑になってから無くなったところで、いよいよ最後の森のダート区間だ。

 森の中に入ると、道が日なたから木陰になるのもあるが、辺りが森の空気で涼しくなるのが嬉しい。時々通るワゴン車が巻き上げる土埃には辟易するが、しばらく目を細めてやり過ごせばいい。

 やはり去年押しが入った、チミケップ湖手前の鹿鳴の滝で急に坂が厳しくなる場所も、今年は涼しくて拍子抜けするほど楽勝、一気に登れてしまう。

涼しい木陰 湖面青々チミケップ湖 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4  

 13:00、チミケップ湖着。

 木立のダートから眺める静かな湖面は、期待通りに青空を映して真っ青だ。この色を見ることができるだけでも嬉しいが、今回は更に空に雲がほとんど無い。ここに来てやや風が出てきてはいるが、波も無く、去年以上の最高のチミケップ湖が楽しめそうだ。

 ここから道の名前は湖岸で合流した道道682に変わり、森の木陰と木漏れ陽の下、ひたすら湖岸の森に続く。

津別からチミケップ湖経由で北見へ 赤は本日の経路

 いつも通りに路面は良好で理不尽なアップダウンも無く、湖からと森からの風で涼しく静か、チッチゼミと山鳥の声だけが響く。

 今日はそれにも増して空が明るくて木漏れ日が明るく、天国のような道である。

 湖岸の町営キャンプ場では、いくつかの家族連れがキャンプ中だった。木立がやや開けた明るい芝生の先、波打ち際のいつもの撮影ポイントの木陰には、とある家族が昼食中で、しばらく動く気配が無さそうだ。▼チミケップ湖岸 展望220°(Quicktime VR) 画像上でマウスをドラッグしてください

湖岸に到着 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 パノラマ合成

 ちょっと残念だが、いや、それなら去年と違う場所で写真が撮れる。ここはみんなのチミケップ湖なのである。

いつも通りの静かなチミケップ湖 しかも激晴れかつ涼しい RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 目の前の湖で遊んでいた別の親子は、カヌーに乗り込んだかと思うと、あっと言う間に向こう岸の方に行ってしまった。多少風は強くなってきていて、湖面に少し波が出始め、木々がざわつき始めている。芝生に腰を下ろしておにぎりなど食べつつ、のんびりした気持ちでぼうっとする。

木陰に涼しい風が吹く 風はやや強め RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 パノラマ合成

 青い空、静かな湖面、緑の森に芝生、湖の岸で遊ぶ子供達、そして風の音。何だか目の前でただただ静かに時が過ぎてゆくような景色である。

静かな静かな木陰 来て良かった RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4

 北見、津別からそれぞれダート含みで30km以上の山の中、静かで落ち着いて程よい空間感覚、そして開放感。いい湖だ。旅のいい時間である。みんなのチミケップ湖が、今自分の物にもなっていることが嬉しい。こういう感覚は、あまり他の場所では感じることは無い。秘湖と呼ばれる所以だろうと思う。

記 2008/10/5

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Last Update 2019/7/26
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