横瀬→(町道他)十二番→(丸山林道)大野峠 |
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11:50、出発。ここから中盤戦、いよいよ栗山への行程です。
まずは槻川南岸へ。パトリア小川の裏手を過ぎ、落合から赤木へ向かって狭い谷間の遡上となります。
谷間には小貝戸、館と小さな集落が続き、大鳥居や廃校の集会所、畑の石垣なども楽しい道です。その集落にも梅、桃、桜、そして低木のレンギョウやツツジや草木が一杯。
足に登りを感じ始めたところで、杉林の奥のカーブの向こうに赤木の集落が見え始めますが、この手前が栗山林道の分岐点。
毎年どなたか初参加の方が必ず「ここが栗山ですか」と聞いて、常連メンバーがにやにやしながら「これから登りです。ほらそこ」と答えると、聞いた方が目の前の坂に絶句するのが可笑しいこの分岐。今年もそういう会話はもう珍しくもなく、幹事が特に何も言わなくても大体の皆さんはそそくさと登り始めてしまいます。
標高差250m、平均斜度10%のこの登り。栗山林道こと笠山峠(=七重峠)への登りであると同時に、サンツアーミーティングとっておきのお花見サイクリング道路でもあります。
大きくつづら折れを描きながら、集落や畑の中をぐいぐい登って行く道には、春の花が一杯。
曲がり角や農家の道ばた、そこかしこの枝っぷりの良い桜、庭先のツツジやレンギョウ、足下の草花。更に見下ろす谷間の畑には濃いピンクの桃の花、散り際の最後にぎりぎり間に合った梅。
みんなそそくさと登ってしまいますが、こんな道ゆっくり通らないともったいない。いつも幹事業務の最後尾サポートを言い訳に、のんびりじっくり時間を掛けて登るのを、実は楽しみにしています。
2/3強ぐらい登ったところで、本日のハイライト桃畑が登場しますが、ここがまた期待以上に絶好調。
出荷用の花桃らしいこの桃、花が絶好調のところで刈り取られてしまうので、来てみたら畑は丸坊主だったなんて年もありました。その桃畑が、今年は花が目一杯開いて最高の景色です。
ここまで登ってしまえば栗山上手の昼食場所までもうあと少し。
斜面が緩くなるためか、今まで畑と杉林が断続していたのが辺りはやや開けて畑と農家が連続し、道の斜度もやや緩くなります。
見渡す山間の集落には再び桃畑が登場。のどかで静かで美しい景色、ぽかぽかの日差しに「桃源郷」という言葉が自然に思い浮かびます。
12:55、昼食場所到着。桜、桃をはじめ、花々が各所で最高のタイミングで咲き乱れる景色を楽しめた、今回の栗山林道でした。まさかこれほどとは。
昼食場所でも、長年課題となっていた山桜に出会うことができました。ここの山桜、確か初めてこの栗山を訪れたとき以来だったかも。しばらくするうち、どんどん登ってきた荒川オフの皆さんともお会いでき、賑やかで楽しいお昼になりました。
記 2008/4/23