朴の木→(林道朴の木線他)真荻平
(以下#2-2)
→(林道菱ヶ岳2号線)菖蒲
(以下#2-3)
→(林道天水島野々海線)深坂峠
(以下#2-4)
→(林道天水島野々海線)大厳寺
→(林道大厳寺線)天水越→(国道405)天水島→(県道80)松之山
→(国道353)池尻→(国道253)松代 55km
6:00に目が覚めた。薄ら寒い夜だったが、夜が明けてみると雨がしとしと降っていた。
天気予報はそう悪くないものの、山間のこの辺りは雲が溜まってしまっているようだった。のんびり朝食を食べた後も小雨は続いていて、こうなったら腹を決めて(?)檜のお風呂を楽しみに朝風呂に入った後も、まだ雨は止む気配が無い。
直江津方面に向かう予定のさんぽさんが意を決して小雨の中へ出発していった後に、ようやく次第に雨は収まってきた。空模様を伺いつつ宿の女将さんといろいろお話しさせて戴くと、女将さんは2年前の私の訪問を憶えていてくれていて、宿のお食事の話などもお伺いしたりすることができた。市営の宿らしからぬ、話し好きで気さくな女将さんのお人柄が、この宿の魅力に表れていると思う。いつかは冬に、雪見酒の冬ごもりにでも訪れて見たい宿である。
9:30、ようやく朴の木「カルチャーセンター田舎屋」出発。雨が上がったと思ったら、薄日まで差し始めて意外に天気は好調なようだ。これなら野々海峠〜深坂峠へ希望がもてそうだ。
集落の中、99年夏の訪問のおぼろげな記憶を頼りに、朴の木林道の入口へ。
初っぱなからぐいぐい10%級の激坂が続く。すぐに近場の山々の景色が拡がった。
雨に濡れた山々の茂みも森も、黒々と濡れたアスファルトの路面も、まだしっとり晩秋の静かさを感じる。
景色が開けると、登っていてもだいぶ気が楽だ。その登りも道が稜線に取り付いた辺りで一段落。
稜線をひょいと越えると、菱ヶ岳裾野へ続く伏野側の谷間の景色が拡がった。雨上がりの曇り空、紅葉の山々は曇天ならではのしっとりとした鮮やかさを見せてくれていて、これはこれで晩秋らしい景色である。
その後はコンクリートがたがた舗装の怖いぐらい急な激下り。こういう強烈な道に、何となく1999年の訪問を思い出す。
もう8年も前になってしまった訪問の記憶と照合しながら辿っているこの道、実はkiyonagoさんは昨日宿へのアプローチに使ってしまったとのこと。2日目の予定を適当に現地で決める高地頸城オフが悪い。
記 2008/3/17