朴の木→(林道朴の木線他)真荻平
(以上#2-1)
→(林道菱ヶ岳2号線)菖蒲
(以下#2-3)
→(林道天水島野々海線)深坂峠
(以下#2-4)
→(林道天水島野々海線)大厳寺
→(林道大厳寺線)天水越→(国道405)天水島→(県道80)松之山
→(国道353)池尻→(国道253)松代 55km
伏野だと思っていた下り先は、実は一つ下手の真荻平だった。そういえば途中の分岐をあまり何も考えずにこちらへ向かったのが、実は逆方向へ向かう必要があったのだろう。
後悔しても始まらないので、そのまま粛々と伏野へ登り返し、今度は正真正銘菱ヶ岳2号林道へ。
信越国境の山脈の北側、安塚の奥から大島の奥へ、切り立った彫りの深い地形に張り付き、白いススキの穂の中を林道は東へ向かう。
そのうち正面の山が、次第に大きく立ちはだかるのに気が付いた。林道の名前にもなっている菱ヶ岳だ。上がつんと尖ったその姿は、なるほど「菱」そのものである。
途中では菱ヶ岳から続く稜線を須川峠で越える国道405と一部重複。かなりの激坂で登ってきたその国道405は、またかなりの激坂となって別れて登っていった。
春の雪崩のせいか森が少ないこの道、比較的周囲は開けていて、キューピッドバレイスキー場では下界への見晴らしも良く、退屈しない。最近の訪問では東からから下ってくることが多かったが、今回のように西からの登りも楽しい道だ。
ただ、最初は小春日和の陽差しが暖かかったものの、空には速い雲が現れて次第に増え始め、標高が上がったのもあり辺りは冷え込み始めていた。
間もなく菖蒲から登ってくる道と合流。山肌を巻きつつ一気に登り、12:00、菖蒲高原牧場到着。ここのレストハウスで蕎麦を食べるのを楽しみにしていたのだ。ちょうど季節も新蕎麦の時期。
ところが、林道から外れて少し登って到着したそのレストハウスには、明らかに人気が無い。張り紙も何も無いが鍵が掛かっていて、お休み中なのだった。ということは、お昼ご飯にあぶれたまま、この後我々は平均10%標高差400m強の野々海峠へ登らないといけないということになる。
黙り込むkiyonagoさんを何とか勢いで誤魔化し(すみません)、kiyonagoさんに隠れてこっそり昨日の非常食の残りのケーキをこっそり食べ(すみません)、無理矢理出発。
記 2008/3/17