湖畔→(道道528)朱鞠内→(国道275)美深
(以下#3-2)→(国道275)咲来→(道道220・12)歌登→(道道120)大曲
(以下#3-3)→(道道120)仁宇布→(道道49)上幌内→(道道60)下川

187km

北海道Tour05 #3-1
2005.8/15 朱鞠内→下川

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路
赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 外に出ると、何と5時台のこの辺りなのに、Tシャツ1枚で全然寒くない。ふらふらになってしまった昨日の暑さを思い出す。でも、今日は道北の歌登からオホーツク内陸へ行くのだ。国道40(275と重複)の先まで行ってしまえば、大分涼しくなるはず。なってほしい。

YH前 6時前から出発準備開始 湖畔・朱鞠内から美深峠経由で美深へ 赤は本日の経路
湖畔からちょい坂登り降りで朱鞠内へ

 6:05、朱鞠内湖そばの花YH発。
 ちょっと戻った朱鞠内で、再び昨日の国道275へ合流、朱鞠内湖外周への標高差約100mを登らされる。途中では、そばの花YHの建つ湖畔の集落を見下ろせる。もう20年前の1986年、この展望ポイントで、これももうだいぶ前に廃線になった深名線の列車を撮ったものだった。あれから20年。さすがに建物や道など、谷間の雰囲気が多少変わっている。

湖岸への国道275から湖畔の集落を見下ろす 湖畔では晴れていたような気もしたが、早くも厚い雲が垂れ込める

 湖外縁、南からの三叉路辺りで、前回2003年の訪問では天気が雨から晴れっぽい曇りにいきなり変わって驚かされた。今回もまたその場所で、急に雲が増えて暗くなってきた。ちなみに三叉路のもう一方の奥は白く霞んで雨っぽい。これも前回と同じだ。幌加内盆地と名寄盆地の空気の境目なのかも。

朱鞠内湖がちらちら 何となく雨っぽくなる やばいかも 路面もしっとり

 湖外周、鬱蒼とした笹の茂みと白樺の細い木々が続く緩いアップダウンでは、時々谷間の向こうに朱鞠内湖とその向こうの奥羽幌の大樹海が見える。

拡がる朱鞠内湖もどんより雲で鉛みたい 湖をダイナミックにかすめる国道275

 この辺の楽しみな景色だが、今日は暗く重い雲のせいであまり楽しい景色ではない。

茂み、湖、アップダウン 東大演習林の看板も 白樺とクマザサの茂みが続く

 その森が切れ、ぽこぽこと盛り上がる丘に牧草地が現れると、間もなく母子里だ。

もうすぐ母子里 路面に一瞬陽差しも登場 母子里の牧草地へ急降下 霧の中が明るい 奇跡的に一瞬だけ青空登場

 山間に突如現れる、小さな盆地の佇まいが何とも静かで美しく、個人的には北海道の大好きな場所の一つだ。今日はどんよりと雲が垂れ込めていて、ちょっと残念。

牧草地から母子里の集落へ 青空が再び雲で一杯に 母子里 もはや再びどんより曇り ちょっと元深名線北母子里駅へ足を向ける かつてあった郵便局は健在 昔しゅまりの宿のお客さんはここで記念スタンプを押して貰った

 1986年に、ここで牧草刈りのアルバイトをさせてもらったことがある。その時お世話になった岡本農場へは、母子里訪問の度に挨拶に行っていた。しかし、ここ数年の訪問ではお会いできなかった。日中だったために、お仕事でご不在だったようなのだ。
 しかし、今回は見事に岡本さんと再会できたのである。曇り空の下、家の前にいた岡本さんは、何と遠くから私の姿を見た瞬間わかったと言って下さった。これは嬉しい。

橋の名前は「天使の呟き橋」 母子里から美深経由で咲来へ 赤は本日の経路
美深峠へ登り開始

 7:45、母子里発。ここから先はもう美深峠への登りとなる。

谷間に沿って上る道 振り向けば母子里

 美深峠の美深側は標高差300m以上だが、こちらから登ると標高差は半分以下。

美深峠到着 下りは豪快な直線主体 眺めも良好 次第に晴れてきた 切り通し、橋で細かい地形はすっ飛ばす下り そういえばここの登りは単調でしんどかった ところどころで美深奥地の大森林が見える

 峠それ自体が変わるわけではなく、峠を過ぎて次第に青空が見え始めた空の下、奥羽幌の山々と、どこまでも続く密実な大森林の眺めが、今日も感動的だ。

山も森、谷間も森、視界の向こうまで森 空中の橋に道だけが続く 所々で見える森の拡がりはほんとに素晴らしい 下りが緩くなってきた 向かい風で進まない 泉の牧草地 暑い 進まない

 下り始めて間もなく、向かい風で全然進まないことに気が付いた。おまけに陽が差し始め、急にかなり暑くなり始めている。雲が低いので、陽射しの熱気が籠ってしまうようだ。それでもまだ峠区間では、足を止めて下っていれば良かった。周囲の森からも涼しい風が感じられた。

谷間区間をのろのろ進む 陽差しが厳しい もうすっかりかんかん照り状態

 それが下りが一段落、麓の開けた牧草地に突入すると、進まない・向かい風・暑いの三重苦状態となった。おまけに向かい風が進むに連れ次第に強くなってきた。明るく静かな谷間の道が、しかしながらとても苦しい風景に見える。

六郷 美深盆地到着 天塩川を渡る 涼しげでウラヤマシい川面

 谷間が開けていよいよ美深の盆地に降りてくると、暑さと向かい風は向かい風は更にパワーアップしてしまった。
 9:00、美深着。途中寄り道はしたものの、朱鞠内6時発でまさかの9時台突入である。

記 2005.9/8

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Last Update 2005.12/27
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