北海道Tour05 #2-1
2005.8/14 落合→朱鞠内

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

落合→(国道38)しらはぎ→(市道)くろまつ
→(道道253)布礼別→(市道ベベルイ基線)東中
(以下#2)→(道道298・299)上富良野→(町道)瑠辺蘂第六
→(道道580)五稜→(国道452)西聖和
→(国道237)緑が丘→(道道90)忠和
(以下#3)→(道道98)嵐山→(道道915)共和→(道道72)下幌加内
→(町道)幌加内→(国道275)朱鞠内→(道道528)湖畔
 193km

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 夜明けの空気はさすがに昨夜より涼しい。それでもTシャツ1枚で大丈夫なのは、さすがに北海道も中程のこのエリアではある。
 6:05、落合「秋田屋旅館」発。まだ6時だからなのか、国道38には車が少ない。これなら十分許容範囲内である。

秋田屋旅館 落合からしらはぎ・麓郷経由で上富良野へ 赤は本日の経路
落合出発

 谷間が少し拡がって幾寅を通過、町中で直角に折れ曲がった国道38は、そのまま樹海峠へ登り始める。名前こそ峠だが、たかだか標高差100m程度。順当にそのまま通過して、峠のすぐ向こう、十勝岳へ続く大樹海を少し眺めた。

幾寅辺り 樹海峠へ 樹海峠通過

 十勝岳には裾野から上に雲がべったり張り付いていた。この先、麓郷から十勝岳の眺めが楽しみだったが、この分だと今日は望み薄だろう。

ちらっと見える十勝岳の裾野 まさに樹海峠の名にふさわしい エゾゼミ のんびりと路上付近で鳴いていることが多い 峠を一目散に下ってしらはぎへ

 しらはぎという可愛らしい名前の集落から町道へ入り込み、くろまつというやはり可愛らしい名前の集落で麓郷への道道253へ。

しらはぎから農村の中へ くろまつ 一直線の丘のアップダウン 牧草ロールがあちこちに 道道253へ 山間に広々と畑が拡がる

 牧草地の牧草ロールや拡がる畑など、北海道らしい景色ののんびりと静かな道が楽しい。

道道253はさすがに少し裁けた雰囲気 道は登り基調 次第に木々も増える 少し登りが続く 牧草地の中道が続く 平沢の向こうは再び森のちょい坂越え だらだら坂

 少し登って下って麓郷の盆地に着くと、何だか周囲には見覚えがある。地図をよく見直すと、既知の西瓜峠への道と合流したのだった。

麓郷へ下り始める 麓郷の外れに到着 十勝岳の半分から上は雲の中

 畑の向こう、十勝岳・大麓山の雲は、さっき樹海峠から見たときより晴れている。まだまだ上の方が雲に隠れてはいるが、濃緑の裾野がどかっと見えていて、何とも力強い。いつも麓郷周辺で楽しみな麓の風景を、今日も少しは楽しめている。
 8:10、麓郷着。

麓郷中央 農協の交差点 農協も改築になった 中畑木材の看板と倉本聰のコメントが読める お馴染み麓郷木材でニューサイ写真
麓郷木材は交差点のすぐ脇 布礼別へ

 「北の国から」でお馴染みの交差点で少し休憩。交差点近くには、同じくドラマでお馴染み「中畑木材」の建物がある。本当の名前の「麓郷木材株式会社」という看板も掛かってはいるが、もうひとつ「中畑木材株式会社」の看板がドラマそのまま、むしろそっちの方が目立っていて、思わず笑ってしまう。観光客が記念写真を撮りやすいように木製のしっかりした椅子が置いてあり、倉本聰のコメントまで焼き付けられているのが、またサービス満点だ。

布礼別まではのんびりとした田舎道 麓郷からベベルイ基線経由で上富良野へ 赤は本日の経路
布礼別 農協の割れた看板が寂しげ

 ここから道は再び登り基調だ。いつものパターンであまり変わり映えしないが、のろのろ野菜畑の中から、割れかけた商店の看板が何とも鄙びた布礼別、そして十勝岳の一番山寄り1本道、ベベルイ基線へと向かう。

いよいよベベルイ基線へ 意外に坂は厳しい 全然進まない 演習場脇の1本道区間 坂も一応一段落

 天気はさっきより更に晴れ、何とか大麓山ぐらいは姿を現していた。自衛隊演習場と八幡丘、森と畑の接線の1本道は、カラマツの森と眼下に下って行く丘の風景がしょっちゅう入れ替わる。途中のダート区間は未だにそのまま残っていた。北海道らしい頭上の開けた幅広ダートは、開放的な表情だ。

八幡丘方面を見下ろす 畑と森が断続 途中からダート開始 路面状態はそう悪くないが土埃には閉口

 最高地点の先から、すぐに周囲が開けた。ベベルイ基線のハイライト区間だ。緩い下り斜面に拡がる畑、ちょっと傾いて立つポプラの木、そして十勝岳の山裾が非常に独特の雰囲気を作っていて、今回もちょっとここで足を停める。

下り始めると周囲が拡がってベベルイ基線ハイライト 下ってゆく麦畑、にょきにょきポプラ、右手には十勝岳

 何だかなかなか進まないが、この辺りの景色が好きなので仕方ない。何しろやっと北海道に来れているのだ。

ちょっと近づいてもう1枚 麦畑は藁を刈り取り中 下り始める

 ここを過ぎると、もう後は富良野盆地まで一直線に下るだけだ。緩い下りだが、正面に開けた盆地がぐんぐん迫ってくるのと、一直線に盆地の向こう側まで続いてゆく道が、とても迫力がある。

どんどん速度が上がる 途中から富良野盆地が拡がる 一目散に富良野盆地へ

 下りきってしまえばそこは富良野盆地の片田舎、そう暑くないがさっきより気温も上がり、田圃と畑の中をてれてれ上富良野の町へ。

記 2005.12/26

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Last Update 2005.9/24
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