北海道Tour05 #2-2
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(以上#1) |
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10:30、上富良野着。富良野盆地北端、いかにものんびりした雰囲気の町並みは相変わらずだが、いつも休憩するセイコーマートが閉店、代わりにローソンが建っていたのが目新しいと言えば目新しい。
ちゃちゃっとコンビニ休憩を終わらせ、今度は美瑛西側の丘陵、道道580へ。
上富良野のちょっと北側から入り込んだ丘陵谷間の農村は、のんびりと静かで、少し離れてほぼ平行する国道237の交通量と観光系施設が嘘のようだ。
急に空には雲が増え始めていた。明るい薄曇りなので雨の気遣いは無いが、何だか妙に蒸し暑い。
瑠辺蘂第六で道はダートに変わった。その道が森の中一気に高度を上げ始める。すぐに汗だくになってしまった。汗をかいていて速度が落ちると、顔の周りには例によって変な細かい虫が漂うように寄ってくる。また、時々通る車が舞い上げる砂埃はものすごい。弱い風ですぐに消えて無くなるとはいえ、埃で向こうが全く見えなくなるほどだ。
そんな物を我慢して丘の上に登ると、周囲がぱっと開けた。美瑛の風景だ。
美瑛の西寄りの山に近い場所を道が通っているだけあって、谷間から向こう側まで、丘の風景が一望である。
雲が多くて旭岳が全く見えないのはちょっと残念だが。が、彫りが深い丘の風景に、つくづくこっちへ来て良かったと思わせられる。
畑の中のダートは軽いアップダウンを繰り返して丘を北上する。丘を吹いてくる乾いた風が涼しい。
ここまで来る観光客はほとんどいない。自分だけの美瑛を走っているような気にさせられる。
やがて道は再び森へ、その森を下りきってダートが終了。川沿いの高台に登り返して幅広の立派な道が続く。実は瑠辺蘂第六からのダートは何度か通ったことがあったが、この区間、谷底の旧道からこの舗装新道に切り替わって始めて通る。以前通った旧道は川際の道で、大きなシカが川で水を飲んでいたり、惚れ惚れするように真っ赤なキタキツネが登場したり、楽しい道だった。
しかし、見下ろすその道は、今や完全に茂みに埋もれつつあった。
五稜で国道452へ、次第に谷間から旭川盆地の南端部へ。田圃が拡がって西聖和で国道237に再び合流。ちょっとダートでのんびりしすぎた。旭川まではこのまま慌ただしい国道を進まないといけない。どっちにしても、旭川では町中の慌ただしさから逃れられないのだ。
緑が丘で国道237から旭川の環状線、県道90へ。気が遠くなりそうに暑い。
記 2005.9/2